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Re: 前置詞的な単語

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 3月28日(日)00時26分59秒
返信・引用
   >やまなみさん

やまなみ> Sitosi> ハンガリー語にも前置詞的な単語は結構あるのですよ。
やまなみ>
やまなみ> ということですがどういう語でしょうか?

    もちろん、前置詞そのものではありませんが、色々な接続詞や他の小品
  詞は、基本的には前置詞的に使われるか、後置詞的に使われるように分類さ
  れるわけです。例えば英語の“and”は前置詞的です。“A and B”や“Aと
  B”と言うと、“[A] and [B}”ないし“[A]と[B]”と理解しがちですが、
  実は、英語の場合は“[and A] [and B]”で、and は前置詞的で、最初の and
  はゼロ形態素に置き換えられると考えられます。これに対して日本語の場合
  は後置詞的で、本来“[Aと] [Bと]”であるのが、 最後の「と」がゼロ形
  態素に置き換えられているのだと考えられます。

    そのように考えると、日本語の“も”とか、ハンガリー語の“is”も後
  置詞的であるのがわかります。 ところが、ハンガリー語の“e's”はもはや
  英語の“and”と同じで前置詞的になってしまっています。それは“e's”で
  文が始められることからもわかります。(“is”では文は始められない。)

    同様に、“hogy”(英語の that)等と言う接続詞も前置詞的です。 こ
  のような例は探すと結構見つかります。これは、やはりハンガリー語に関係
  詞構文が登場したのと無関係ではないような気がします。 つまり、 ハンガ
  リー語本来のSOV言語的な構造がSVO的な構造に向かっている真っ最中
  にまさに今のハンガリー語はあるのだと 言えるのではないかと 考えます。
  (SVOとか膠着語とかあまり真面目に言うと、今の言語学の世界では笑わ
  れてしまいます。 これは あくまでも説明を簡単にするためだとご理解くだ
  さい。)

    ハンガリー語が関係詞構文の登場により、SOVからSVOに向かいつ
  つあることのもう1つの傍証は、その結果、ハンガリー語では深い従属節が
  作りにくくなってしまっていることが挙げられます。典型的なSOV言語で
  ある日本語ではいくらでも深い従属節を動詞の連体形(形容分詞)を使うこ
  とで埋め込むことができますし、そのことで文の理解が妨げられることもあ
  りません。同様に、典型的なSVO言語である英語でも、いくらでも深い従
  属節を埋め込むことが可能です。ところが、ハンガリー語ではあまり深い従
  属節は使われず、日本語や英語では従属節を使うのが一般的な場合でも、ハ
  ンガリー語で得は単文を使うのが自然です。(このことにより、ハンガリー
  語の文学作品をそのまま日本語に訳すと、非常に幼稚な感じになってしまい
  ます。) では、 なぜハンガリー語では深い従属節が使われないのかと言え
  ば、実際に作ってみればわかりますが、ハンガリー語ではちょっと深い従属
  節を作ろうとすると、すぐ自包文になってしまうのです。SOV言語である
  日本語の従属節は左方向に枝分かれしますし、SVO言語である英語の従属
  節は右方向に枝分かれして行きます。ところがハンガリー語の場合は真下に
  伸びて言ってしまうのですね。で、自包文は意味の把握と理解が困難になる
  構造なのです。この、ハンガリー語では、深い関係節は自包文になってしま
  うという現象も、多分、まさにハンガリー語がSOV言語からSVO言語に
  移行しつつある証拠なのではないかと考えられます。


やまなみ> (そういえばドイツ語の前置詞で後置詞のように使われるものが
やまなみ> ありますね。

    ごめんなさい。ドイツ語のことは詳しくないもので。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re:前置詞的な単語

 投稿者:やまなみ  投稿日:2004年 3月27日(土)22時45分13秒
返信・引用
  >菱川さん

御教示ありがとうございました。
当方独語は独学なものでして・・・ドイツ語は
難しい・・・。
まあ独語の響きは英語なんかよりずっと好きですけれどもね。
 

Re: 前置詞的な単語

 投稿者:ひしかわ  投稿日:2004年 3月22日(月)19時15分47秒
返信・引用
  やまなみさん、はじめまして。

やまなみさんがお書きの「ドイツ語の前置詞で後置詞のように使われるもの」は、ドイツ語の元来の前置詞の起源を考えると、ごく普通のことと思われます。もともとは、「動詞+副詞+名詞」だったものが、名詞の格の用法が減って、副詞が前置詞のような顔をして名詞にくっついたという話です。もともと副詞ですから語順は「動詞+名詞+副詞」でも良かったというだけのことでしょう。
 それはさて置き、ハンガリー語で前置詞的な単語とは、どういう意味でしょう? 活用がなくて、名詞の前に付けば良いのでしょうか。もし、そうならば、
  Olyan 〜 mint xxx.
の“mint”は前置詞的なのでしょうが、「結構ある」というほど沢山の例は思いつきません。
しい坊さんのお返事が楽しみです。

菱川育子
 

前置詞的な単語

 投稿者:やまなみ  投稿日:2004年 3月20日(土)14時38分39秒
返信・引用
  >しい坊さん

>ハンガリー語にも前置詞的な単語は結構あるのですよ。

ということですがどういう語でしょうか?

(そういえばドイツ語の前置詞で後置詞のように使われるものが
ありますね。
例) Nach meiner Meinung (Meiner Meinung nach) hat er recht.
   「私の意見では彼の言い分は正しい。」

  Das Haus liegt gegenu:ber der Post (der Post gegenu:ber).
  「その建物は郵便局の向かいにある。」

   Wir fahren den Fluss entlang.
   「我々は河に沿って車を走らせる。」

 菊池雅子、ドイツ文法の入門、1986年、東京、白水社 より引用しました。 )
 

Re: ハンガリー語の関係代名詞についての質問!!

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 3月19日(金)02時59分1秒
返信・引用
   >Hiderock さん

Hiderock> ハンガリー語の関係代名詞について、質問があります。

    この掲示板とメーリングリストとの両方への二重投稿はご遠慮くださ
  い。両方に回答するのは大変です。


Hiderock> ハンガリー語は、アジア系の言葉なので、

    ハンガリー語を“アジア系”の言語と断定してしまうのは問題がありま
  す。と言うのもハンガリー語の本当の起源はまだ未解明ですし、“アジア系
  の言語”という共通の特徴を持った言語群も存在しないからです。


Hiderock> 文法は、日本語、韓国語、モンゴル語やトルコ語などのように
Hiderock> 前置詞を使わず、名詞のあとは接尾辞を付けて、言葉を作りま
Hiderock>すね。

    しかし、ハンガリー語にも前置詞的な単語は結構あるのですよ。


Hiderock> でも、現代のハンガリー語の文法書を見ると、ヨーロッパの
Hiderock> 言葉のように「関係代名詞」という概念がありますよね。

    ハンガリー語に関係詞は存在しますが,別に“ヨーロッパの言葉”の独
  占的な特徴ではないでしょう。


Hiderock> ハンガリー語の関係代名詞も、英語、ドイツ語やイタリア語のよ
Hiderock> うに似たようなヨーロッパ的な文法だし、関係代名詞でハンガ
Hiderock> リー語の文を作ると、日本語と違う語順になりますね。

    別に関係詞構文でなく、 普通の単文でも 日本語と語順はだいぶ違いま
  す。ハンガリー語では動詞の位置でその文の主題と評言が決まるので、ハン
  ガリー語では動詞が「主題」「評言」に続く3番目の位置に来ます。ですか
  ら、日本語のように動詞が常に文末に来る訳ではありません。


Hiderock> 古代(マジャル民族がヨーロッパに移住した時代)のハンガリー
Hiderock> 語には、関係代名詞はあったのでしょうか?

    言語史料が残っていないので、何とも言えません。しかし、ハンガリー
  語のまとまった文章として 最も古い“Halotti besze'd”にはふんだんに関
  係詞構文が登場しています。


Hiderock> 私の思い込みですが、

    思い込みです...。


Hiderock> ハンガリーはアジア系の国家といえども、

    ハンガリーは“アジア系の国家”ではありません。ハンガリーは建国時
  から“使徒王国”として、カトリックを国教とする最もヨーロッパ的な国家
  として発足しました。なお、ハンガリーの主要構成民族たるマジャル族の祖
  先は確かに騎馬民族でしたが、「騎馬民族」=「アジア系」と言いきれるわ
  けでもありません。また、征服定住時代のマジャル族の墳墓の遺骨を分析す
  ると、圧倒的に多いのはコーカソイド(バルト人種)です。


Hiderock> ハンガリー周辺は、ゲルマン系、スラブ系やラテン系の国々に
Hiderock> 囲まれています。おそらく、ハンガリーの周辺国がヨーロッパ系
Hiderock> であれば、ヨーロッパ系の言葉の影響を受けたから、昔のハンガ
Hiderock> リー人は、母語に「関係代名詞」という概念を取り入れたと思い
Hiderock> ますが、どうでしょうか?

    ハンガリー語の関係詞構文の成立は割合に明確に見て取れます。ハンガ
  リー語では、

        Azt a fiu't aki ...

  のような構文は、昔は、

        Azt a fiu't a' ki ...

  のように表記され、その前はさらに、

        Azt a fiu't az ki ...

  のように記述されていたのは史料からもわかっています。

    これは、 日本語に直訳すると、「その少年を、その誰は...」となり、
  まさに日本人が英語などの関係詞構文を直訳するときと同じになります。想
  像するに、ハンガリー語の関係詞構文は、周辺のドイツ語やスラヴ語の影響
  ではなく、ちょうど日本語における漢文の導入のように、キリスト教の聖文
  をハンガリー語に直訳していった過程で形成されていったのではないかと想
  像しています。ただし、これはあくまでも想像であって、それを証明する史
  料が残っているわけではありませんから、断定はできません。ただ、上の例
  のように、ハンガリー語の関係詞節の発達は、割と明確に見えているので、
  ハンガリー語に関係詞構文が形成されたのは、比較的新しい時代(征服定住
  以降)のことだったのではないかと想像できます。繰り返しますが、これは
  あくまでも想像です。つまり、文明語を意図的にハンガリー語に移植して漢
  文のように扱われていたものが、その後口語にも広まったものではないかと
  想像しています。ちょうど今の日本語に漢語が極めて多く、もはや日本語の
  一部としか言えなくなっているのと同じ現象ではないでしょうか?

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 日本語とハンガリー語の類似点

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 3月19日(金)02時38分53秒
返信・引用
   >Hiderock さん

Hiderock> 前回も、ハンガリー語についてQ&Aに投稿したのですが、誰も返
Hiderock> 答してくれなかったので、解りやすく修正し、投稿しなおしまし
Hiderock> た。

    誰からも“返答”がなかった理由は簡単でしょう。それは Hiderock さ
  んの文章がご自分の意見を書かれている形式であって、“質問”の形を取っ
  てなかったからです。

    なお、この掲示板でご質問をされる前に、ぜひ、一度、この掲示板の過
  去ログをご一読ください。過去ログへのリンクはこの掲示板の一番上にあり
  ます。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 日本語とハンガリー語の類似点

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 3月19日(金)02時31分55秒
返信・引用
   >Hiderockさん

Hiderock> 他にも、ハンガリー語と日本語の似ている単語を紹介します。
Hiderock> しかも、意味も同じなので驚きです。

    残念ながら、これらは日本語と同系の単語ではありません。


Hiderock> 1:
Hiderock> 日本語) ショッパイ
Hiderock> Magyar) so's (ショーシュ)

    これよりは、「塩(しお)」と「so'(ショー)」を 比較するのが一般
  的だと思いますが、 残念ながら、 ハンガリー語の so' は昔の語形は sawa
  (シャワ)でした...。


Hiderock> 日本語) 塩が足りない。 or 塩が足らん。.
Hiderock> Magyar) So' talan(ショー タラン)

    これは一語で“so't(a)lan”ですね。楽しい語呂合わせです。


Hiderock> 2:
Hiderock> 日本語 ) 綿(ワタ)
Hiderock> Magyar ) Vatta (ワッタ)

    これは日本語もハンガリー語もラテン語からの借用語です。


Hiderock> 3:
Hiderock> 日本語) 白鳥
Hiderock> Magyar) hattyu' (ハッチュウ)

    日本語の「ハクチョウ」は当然中国語の音読みですね。ですから、これ
  は日本語とは全く関係がありません。


Hiderock> 4:
Hiderock> 日本語)降る
Hiderock> Magyar)Full

    “full”ではなく、“hull”です。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

ハンガリー語の関係代名詞についての質問!!

 投稿者:Hderock  投稿日:2004年 3月14日(日)12時23分15秒
返信・引用
  ハンガリー語の関係代名詞について、質問があります。

ハンガリー語は、アジア系の言葉なので、文法は、日本語、韓国語、モンゴル語やトルコ語などのように
前置詞を使わず、名詞のあとは接尾辞を付けて、言葉を作りますね。

でも、現代のハンガリー語の文法書を見ると、ヨーロッパの
言葉のように「関係代名詞」という概念がありますよね。

ハンガリー語の関係代名詞も、英語、ドイツ語やイタリア語のように
似たようなヨーロッパ的な文法だし、関係代名詞でハンガリー語の文を作ると、
日本語と違う語順になりますね。

古代(マジャル民族がヨーロッパに移住した時代)のハンガリー語
には、関係代名詞はあったのでしょうか?

私の思い込みですが、ハンガリーはアジア系の国家といえども、
ハンガリー周辺は、ゲルマン系、スラブ系やラテン系の国々に
囲まれています。おそらく、ハンガリーの周辺国がヨーロッパ系であれば、
ヨーロッパ系の言葉の影響を受けたから、昔のハンガリー人は、
母語に「関係代名詞」という概念を取り入れたと思いますが、
どうでしょうか?
 

日本語とハンガリー語の類似点

 投稿者:Hderock  投稿日:2004年 3月 4日(木)01時29分5秒
返信・引用
  Hiderockです!!

前回も、ハンガリー語についてQ&Aに投稿したのですが、誰も返答してくれなかったので、
解りやすく修正し、投稿しなおしました。

ハンガリー(Magyar:マジャル)語は、フィンランド語と親戚で、ウラル系(Uralic)というアジアの言葉なので、ヨーロッパの言葉との類似性が、全くないようですね。
ハンガリー語に最も似ている言葉は、日本語だと言われています。


以下に、僕が学んだハンガリー語と日本語のフレーズを記しました。
語順が、かなり日本語に似ています。

1) I go to Tokyo.
Magyar)
Én Tokyoba megyek.
"ba"= へ megyek=行く.
日本語)
私は、東京へ行く。

2)I read a book.
Magayr)
Én könyvet olvasok
könyv = 本 et=を olvasok=読む.
日本語)
私は、本を読む。


3)I’m in the park..
Magyar)
Én a parkban vagyok
ban =に、vagyok=いる。
日本語)
私は、公園にいる。


3)Janos eats in a restaurant.
Magyar)
János az étteremben reggelizik.
étterem = レストラン、 ben = で reggelizik=食べる.
日本語)
ヤーノシュはレストランで食べる。

他にも、ハンガリー語と日本語の似ている単語を紹介します。
しかも、意味も同じなので驚きです。

1:
日本語) ショッパイ
Magyar) sós (ショーシュ)

日本語) 塩が足りない。 or 塩が足らん。.
Magyar) Só talan(ショー タラン)

2:
日本語 ) 綿(ワタ)
Magyar ) Vatta (ワッタ)

3:
日本語) 白鳥
Magyar) hattyú (ハッチュウ)

4:
日本語)降る
Magyar)Full
 

フィン・ウゴル系

 投稿者:Hderock  投稿日:2004年 2月26日(木)02時11分34秒
返信・引用
  私は、富士通に勤めていたとき、仕事でフィンランド人達と会話したことが
あります。彼らと英語で会話したとき、フィン族の末裔なので、当然、ウゴル族のハンガリー人とも遠い親戚である話が、会話で出てきました。

彼らから、スオミ(フィンランド)語を教えてもらいました。ウラル系なので、
名詞の後に接尾辞を付けるような概念を見て、「日本語に似ている」と思いました。
でも、彼らは、「ハンガリー語にも同じような概念があるらしいが、我々の言葉とハンガリーの
言葉は、類似語がないので、聞いただけではハンガリー語は解らないと」言っていました。

ハンガリー語が日本語に似ている点を以下のようにまとめました。

1) Ich gehe nach Tokio.
(Ungarisch)
Én Tokyoba megyek.
"ba" ist nach megyek(gehe).
(Japanisch)
Watashi-wa Tokyo-e ikimasu(gehe).
("wa" macht den Nominativ) ("e" ist nach)

2)Ich lese ein Buch.
(Ungarisch)
Én könyvet olvasok
Én = ich könyv = Buch "et" macht den Akkusativ olvasok ist Verb.
(Japanisch)
Watashi-wa hon-o yomimasu.
Watashi-wa = ich hon = Buch "o" macht den Akkusativ yomimasu ist Verb.

3)Ich bin im Park.
(Ungarisch)
Én a parkban vagyok.
Én =ich park ist "Park" ban ist "in" vagyok ist ein Verb.
(Japanisch)
Watashi-wa kouenni imasu.
Watashi-wa = ich kouen = Park ni ist in imasu ist ein Verb

3)Janos isst in einem Restaurant.
(Ungarisch)
János az étteremben reggelizik.
étterem = das Restaurant ben = in reggelizik ist ein Verb.
(Japanisch)
Yahnoshyu-wa resutorande taberu.
resutoran=Restaurant"de" ist in und taberu ist ein Verb.



 

Re: 動詞接頭辞について

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 2月25日(水)23時08分9秒
返信・引用
   >Hderock さん

Hiderock> こんにちは、数学科OBのHiderockです。

    こんにちは、ヨーロッパ文明学科の現役 (?) のしい坊です。


Hiderock> 年は、28歳です。

    歳は、うっ、大台を越えてしまった (:_;)。


Hiderock> 僕は、英語&ドイツ語が話せます。

    僕は、 日本語&ハンガリー語が話せます。英語は...高校時代はできた
  んだけどなぁ...。 ハンガリーに留学して半年目位が一番英語ができた時期
  でしょうか? でも、その後は使う機会もなかったので、全然ダメ。 最大の
  問題は、語彙数が極端に少ない。もっとも、語学の勘は良いので、極端なボ
  キャ貧状態で流暢に話すもので、 英語を母語とする人々は 僕が英語が堪能
  だと誤解してしまうようです。(例えば fly という単語が 思いつかなけれ
  ば、 瞬時に go by plane 等と 言い換えてしまうので、 相手は気がつかな
  い...。 ただし、相手の言っていることはわかりません (:_;)。英語はまだ
  いいのですが、米語だと本当に何を言っているのかさっぱりです。)エスペ
  ラント語は学生時代にはほぼネイティブ状態までできていたのですが、その
  後何十年も使っていないので錆付いています。単語もだいぶ忘れました。


Hiderock> 今、ハンガリー語を勉強しています。

    今、新しい言語は勉強していません。学生時代は、エトヴェシュ学寮の
  特別演習で朝鮮語を履修しました。あと、文学部の他学科科目でルーマニア
  語ルーマニア文学科でルーマニア語を1年間だけ学びました。ハングルはも
  う忘れました (^^ゞ。ルーマニア語はさっぱりわかりませんが、辞書があれ
  ば、何とか読める程度にはできます。


Hiderock> ハンガリー語には、「動詞接頭辞」という概念があるようです
Hiderock> ね。

    深谷文法では「接動詞」と呼んでいます。「接頭“辞”」という呼び方
  には反対しています。理由は、まず、この掲示板の過去ログをざっとお読み
  ください。過去ログの場所は、この掲示板の先頭に書いてあります。


Hiderock> これは、ドイツ語の「分離動詞」みたいに、接頭語と動詞が、切
Hiderock> り離されるような現象ですが、ハンガリー語にそのような現象が
Hiderock> あるのは、ハンガリーの隣国オーストリア(ドイツ語圏)の影響
Hiderock> があったからなのでしょうか?

    恐らく違います。 なぜならば、 ハンガリー語の接動詞の位置はハンガ
  リー語の文法的な機能としての語順の規則に従っているからです。Hiderock
  さんは、ハンガリー語の現象を何でもかんでも“ドイツ語の影響”と看做し
  たがる傾向がありますが(この掲示板の書込み以外の発言も参考にした上で
  ですが)、そういう考え方はあまり有益ではありません。例えばロマンス語
  であるルーマニア語や南スラヴ語であるブルガリア語、それに印欧語族の中
  で独立しているアルバニア語は、地理的に隣接した地域に分布している言語
  ですが、どれも「後置定冠詞」という独特の定冠詞を持っています。これは
  どの言語がどの言語に影響を及ぼしたと考えるべきではありません。こうい
  う風に同じ地域に共存することで異系統の言語に似た現象が発生することを
  「言語連合」と呼びます。「後置定冠詞」はバルカン言語連合として有名で
  す。

    同様に、通常スラヴ語では母音の長短は音韻的ではありませんが(=ス
  ラヴ語派母音の長短を区別しませんが)チェコ語とスロヴァキア語は母音の
  長短を区別します。それらと隣接するハンガリー語も母音の長短を区別しま
  す。これらの3言語は、チェコ語とスロヴァキア語はスラヴ語で印欧語族に
  属しますが、ハンガリー語はフィンウゴル語でウラル語族に属し、異系統の
  言語です。この3つの言語は母音の長短を区別するという点において、中欧
  言語連合を形成しています。やはりこの場合もハンガリー語が他の2つのス
  ラヴ語に影響を与えたと考えるべきではありません。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

動詞接頭辞について

 投稿者:Hderock  投稿日:2004年 2月25日(水)22時23分22秒
返信・引用
  こんにちは、数学科OBのHiderockです。
年は、28歳です。
僕は、英語&ドイツ語が話せます。今、ハンガリー語を勉強しています。

ハンガリー語には、「動詞接頭辞」という概念があるようですね。これは、
ドイツ語の「分離動詞」みたいに、接頭語と動詞が、切り離されるような
現象ですが、ハンガリー語にそのような現象があるのは、ハンガリーの隣国オーストリア(ドイツ語圏)の影響があったからなのでしょうか?
 

遅くなりましたが

 投稿者:消印所沢  投稿日:2004年 2月22日(日)01時54分56秒
返信・引用
   お答えいただき,ありがとうございました.

http://www2.big.or.jp/~i-holic/kesiin-tokorozawa/

 

Re: ターロシュ表記(形態音素表記)

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 2月16日(月)16時51分11秒
返信・引用
   >やまなみさん


やまなみ> ターロシュ式形態音素表記について日本語でもハンガリー語でも
やまなみ> 良いですから読んでみたいと思いますが、市販用の本として出た
やまなみ> 出版物では読むことは出来ませんよね。まあハンガリーでは普通
やまなみ> の本もすぐ品切れになってしまいますが。

    ターロシュ・エンドレ (Ta'los Endre) のハンガリー語の携帯音素表記
  は革命的な表記法です。ハンガリー語で“例外”だと思われていた語形変化
  が極めて規則的に説明できる表記法です。 残念ながら、 彼の表記法は(僕
  の知っている限り)現在まで書籍の形では刊行されていません。唯一読める
  印刷物は、 彼が 学部生時代に(日本)ウラル学会の機関誌の『ウラリカ』
  (Uralica) に掲載された論文だけです。

    Ta'los Endre: A magyar hang- e's alaktan ne'ha'ny ke'rde'se'hez
  Uralica No. 3 pp. 39-53 1975 The Uralic Society of Japan(「ハン
  ガリー語の音声学・形態論のいくつかの問題に寄せて」)


    あと、明らかにターロシュ表記に影響を受けて書かれたと思われる、書
  籍が刊行されています。これはイタリア人の言語学者が執筆したもので、英
  語で読めます。

    Daniel Mario Abondolo: Hungarian Inflectional Morphology 1988
  Akade'miai Kiado' Budapest


    アボンドロ氏は高名な言語学者で、ターロシュとは親友でした。でも、
  この本にはターロシュに関する言及は一切ありません。参考文献にも挙げら
  れていない。ちょっとずるいな。ターロシュがあえて極東の世界のウラル研
  究者達にはあまり注目されていないマイナーな学術誌に投稿した理由は、1
  つにはウラル学会は非常にリベラルで、学部生からの投稿も認めていたとい
  うこともあります(『ウラリカ』刊行の業績を認められて、ウラル学会は昭
  和51年度第1回新村出賞を受賞しています)、 もう1つの理由は、 彼の理
  論は天才的で、ハンガリー語の音韻論研究にとっては革命的なものでしたの
  で、あえて、こういう世界から馬鹿にされている(日本人がなんでウラルご
  研究の学界なんて作ってんの? あいつら関係ないじゃん!)超マイナーな
  学会誌に歴史に残るような論文を出したいという遊び心があったからです。

    (彼の業績を このまま 埋もれさせてしまうのは惜しいので、その内、
  僕の ホームページ上で 「ターロシュ表記入門」の 連載でも 始めましょう
  か...。 日本もそうですが、ハンガリーも“天才”を潰すには天才的な才能
  をはっきする社会です。)


やまなみ> しい坊さんが東海大学出版会からハンガリー語広文典でもお出し
やまなみ> になって、その中で紹介して下さると一番有難いかな、などと思
やまなみ> いました。

    まず東海大学出版会は語学系の図書は扱わないことになっています。語
  学系の書籍はシリーズ化しないと売るのが難しいからです。ハンガリー語関
  連の書跡を出しそうな所は、 すでに全て、 決まった執筆者がいるので、僕
  がそこらから出すのは非常に難しいでしょう。良くも悪くも日本の出版社は
  それまでの執筆者を大事にしますからね。僕の場合は凝り性なので、締切り
  に間に合わないし、 こだわって書くので、 そういう執筆者に付き合える編
  集者に出逢えないと難しいでしょうね。(で、しつこく、原稿の完成を要求
  する! つまり、 執筆者の能力を見抜き、執筆者とハンガリー語に惚れ込ん
  で、執筆者と二人三脚で、いいハンガリー語の本を出したいという情熱と信
  念のある編集者でないとダメだと言うことです。そういうのは、本当に運命
  の出逢いですし ― 例えばアインシュタインの荒唐無稽な特殊相対性理論の
  論文を、 脅えながらも掲載した学術誌の編集長とか ―、今時、そういう古
  風な編集者には出逢えそうもありません。僕自身は“売り込み”はしない、
  と言うか、できない質なので...。(それにしてはハンガリー語に関しては自
  信過剰の自惚れ屋ではないかって (^◇^;)? ま、自負心と、売り込みがで
  きる気質とは、また別ですから。多くの人は信じたがりませんが、僕は目茶
  苦茶小心者で、恥ずかしがり屋なんですよ (*^_^*))

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

ありがとうございます

 投稿者:やまなみ  投稿日:2004年 2月11日(水)07時27分37秒
返信・引用
  早速お答えいただき、どうもありがとうございます。

ターロシュ式形態音素表記について日本語でもハンガリー語でも良いですから読んでみたいと
思いますが、市販用の本として出た出版物では読むことは出来ませんよね。まあハンガリーでは
普通の本もすぐ品切れになってしまいますが。
しい坊さんが東海大学出版会からハンガリー語広文典でもお出しになって、その中で紹介して下さると
一番有難いかな、などと思いました。
 

Re^2: 子音の同化について

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 2月11日(水)00時59分4秒
返信・引用
 
    「携帯音素表記」は「形態音素表記」の間違いでした (^^ゞ。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 疑問文への疑問

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 2月11日(水)00時52分31秒
返信・引用
   >消印所沢さん

消印所沢>  ハンガリー語の,疑問詞を用いない疑問文の場合,文そのも
消印所沢> のは通常の文と変わらず,語尾上げだけで疑問文とするわけです
消印所沢> が,

    ハンガリー語の疑問辞 (-e:) を使わない疑問文の イントネーションは
  文末を上げるのではなく、 文末から2音節目を高く上げて、 最後の音節を
  ぐっと低く発音します。非常に特異なイントネーションです。むかしの米国
  のアニメのウッドペッカーの鳴き声のようなイントネーションになります。
  (ただし、1音節の語の場合はそれを高く上げます。)


消印所沢> なぜ,文章の語順などを変えるなどの,見た目にも耳にも分かり
消印所沢> 易い方法を採らなかったのでしょうか?

    そんなことわかるわきゃないでしょうが (^^;)! ハンガリー語が形成
  される過程をずっと観察して来た人は誰もいませんからね。ただ、1つ言え
  ることは、 ハンガリー語の語順は主題・評言 (Topic-Comment) を表わすた
  めに 使われているので(乱暴に言うと、 ハンガリー語では語順で「は」と
  「が」を区別しているのです。それも明確な規則があります)、疑問文のた
  めには使えなかったのではないでしょうか?

    例えば、英語では、疑問文を埋め込んだ複文では that と疑問詞は同時
  に使えません(使っても通じるでしょうけど)。つまり、(馬鹿みたいな例
  文で ごめんなさい)“I ask you thatt who are you”のような言い方はで
  きないのですね。しかし、ハンガリー語では英語の that に当たる hogy を
  使って、“Azt ke'rde:ze:m HOGY KI vagy te:”のように言うのが 一般的
  です。これは、英語の場合は語順が固定されていて、疑問詞は必ず文頭に立
  つので、 従属節に使われる場合でも、やはり疑問詞は節頭に立ち、 疑問詞
  が従属節の始まりを表わしているので that が必要ないのに対して、ハンガ
  リー語の場合は、語順は先程も述べたように、主題・評言の関係でくるくる
  変わりますし、疑問詞が文頭に来なければならない等と言う規則もありませ
  ん(日本語と同じです)。「これは何ですか?」を“Mi ez?”と尋ねるより
  は、“Ez mi?”と尋ねる方が自然です。(困ったことに、ハンガリー人が外
  国人のために書いた教科書の多くは、「ハンガリー語以外の世界の言語では
  疑問詞が文頭に来るから」という 馬鹿げた理由で、 ハンガリー語の例文も
  疑問詞が文頭に来ることが多いのですが...。) ですから、従属節内におい
  て、ハンガリー語の疑問詞は従属節のマーカーとはなりえません。だから、
  従属節を導く“hogy”が常に必要になるわけです。

    ...と、まあ、 ハンガリー語の場合は語順が主題・評言の機能を担って
  いるために、語順で疑問文を表現するということにはならなかったのだと思
  います。(ま、卵が先か、鶏が先かの問題は残りますが。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 子音の同化について

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 2月11日(水)00時32分27秒
返信・引用
   >やまなみさん

Yamanami> lにjが続いた場合なのですが、
Yamanami> feljegyezやfeljelent、feljo:nのように接動詞+動詞語幹で
Yamanami> lにjが続く場合もl+jは必ず[j:]になるのでしょうか?

    なりません。


Yamanami> 名詞に所有接尾辞が接続した場合はce'ljaのように[j:]になりま
Yamanami> すね。

    なります。


Yamanami> ちなみに大学書林から出ている『ハンガリー語の文法』(早稲田
Yamanami> みか、1995年)の20頁には
Yamanami>
Yamanami> Mika> -lで終わる動詞語幹に、-jで始まる接尾辞が接続すると
Yamanami> Mika> き、次のような音変化が起きる。
Yamanami> Mika> l/ll+j→[j:]  tanulj [tanuj:] 「学べ!」
Yamanami>
Yamanami> とあって接動詞+動詞語幹の場合については述べられていませ
Yamanami> ん。

    1つの単語の中の形態素同士の 境界では、 上の現象が発生するのです
  が、接動詞の場合は、そうはなりません。その理由は、前にも書いたと思い
  ますが、接動詞は独立した品詞である副詞の一種なのです。接動詞が動詞の
  直前に来るときだけ接動詞と動詞をくっつけて一語のように表記するのです
  が、統語論上は別々の単語として扱うべきだというのが僕の主張です。(接
  動詞を独立した単語として取り扱わないと、ハンガリー語の語順の説明がつ
  かなくなります。)例えば、形態素と形態素の境界を、その結びつきの強さ
  に従って、「#」<「+」<「−」の記号で表わせば、単語と単語の境界は
  「#」で表記するので、例えばターロシュ表記(携帯音素表記)で表記すれ
  ば、 /v. JA::NOS^#p. FEL#p. JALENT-ETT#v. VALA#p. KI-T/ のように表記
  できますが、 動詞の 接尾辞が 付いたような 場合には、 /v. JA::NOS^#v.
  TANUL-JA"#v. AZ-T#/ のようになります。/L#J/ の繋がりの場合は、繋がり
  が希薄なので、同化は起りませんが、/L-J/ の繋がりの場合は、繋がりが最
  も強いので、同化が起るのです。


Yamanami> (なお上の[tanuj:]のaは本のほうではきちんと本来のIPAで表記
Yamanami> されています。)

    はい、昔から、 事あるごとに、「ハンガリー語の a の発音記号は、後
  舌平唇母音の記号ではなく、それを倒置した円唇母音の記号だ」と口を酸っ
  ぱくして言ってきましたから。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

疑問文への疑問

 投稿者:消印所沢  投稿日:2004年 2月10日(火)19時32分34秒
返信・引用
   非常にくだらない質問で恐縮ですが,お答え頂ければ幸いです.

 ハンガリー語の,疑問詞を用いない疑問文の場合,文そのものは通常の文と変わらず,語尾上げだけで疑問文とするわけですが,なぜ,文章の語順などを変えるなどの,見た目にも耳にも分かり易い方法を採らなかったのでしょうか?

 お答え頂ければ幸いです.

http://www2.big.or.jp/~i-holic/kesiin-tokorozawa/syoko.htm

 

子音の同化について

 投稿者:やまなみ  投稿日:2004年 2月10日(火)17時55分35秒
返信・引用
  こんばんわ。
子音の逆行同化についてちょっとお聞きしたいことがあります。

lにjが続いた場合なのですが、
feljegyezやfeljelent、feljo:nのように接動詞+動詞語幹で
lにjが続く場合もl+jは必ず[j:]になるのでしょうか?
名詞に所有接尾辞が接続した場合はce'ljaのように[j:]になりますね。
ちなみに大学書林から出ている『ハンガリー語の文法』(早稲田みか、1995年)の
20頁には

>-lで終わる動詞語幹に、-jで始まる接尾辞が接続するとき、次のような音変化が
>起きる。
>l/ll+j→[j:]  tanulj [tanuj:] 「学べ!」

とあって接動詞+動詞語幹の場合については述べられていません。
(なお上の[tanuj:]のaは本のほうではきちんと本来のIPAで表記されています。)
 

回答いただき,ありがとうございました

 投稿者:消印所沢  投稿日:2004年 2月 1日(日)16時14分23秒
返信・引用
   回答いただき,ありがとうございました.

>対象活用と主体活用の区別があるお蔭で、
>主語と目的語を安心して省略することができるようになっている

 活用をうまく聞き取れない――定冠詞その他とくっついた発音をされるとき――内は,ちょっときついですなあ…….

 単語力のほうは地道に頑張ります.

>キットさん

 こういう翻訳サイトがありますので,辞書がないときはこちらを活用されると宜しいでしょう.
http://dict.sztaki.hu/english-hungarian
 

Re: Titok の意味を教えてください。

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 1月26日(月)21時54分49秒
返信・引用
    >キットさん

キット> Titok の意味を教えてください。

    やれやれ...。この掲示板は、翻訳サービスではありません。ハンガ
  リー語の“文法”に関してお答えするページです。キットさんは、このペー
  ジの一番上に書いてあるお願いに1つも応えてくださっていません
  ねぇ...。

    ちなみに、“titok”[titok] の意味は「秘密」です。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

おねがいします。

 投稿者:キット  投稿日:2004年 1月26日(月)19時14分42秒
返信・引用
  Titok の意味を教えてください。
 

ワインの夕べへのご招待

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 1月25日(日)16時28分11秒
返信・引用
      参加費 300 \(お茶菓子代)のみでハンガリーのワインが試飲できる公
  開講座が開講されます。遠いですが、ハンガリーワインに興味のある方は、
  ぜひご参加ください。参加希望者は、学科事務室までお電話ください。

  ----------------------------------------------------------------
    ヨーロッパ文明学科では、 2004年1月31日 (土) に文学部「知のコスモ
  ス講演会」の枠組みでヨーロッパ文明学科学科企画「ワインの夕べ」を開催
  いたします。

    今回はハンガリー・ワインは、フランスのルイ十六世が「ワインの王、
  王のワイン」(Vinum regnum rex vinorum!) と絶賛した ハンガリーのトカ
  イ産の貴腐ワイン、黄金色のトカイ・アスー6プットニョシュ(白)と渋味
  のある赤ワインの雄、エゲル産のビカヴェール(雄牛の血)(赤)を、また
  様々な美酒を誇る国なのに、日本ではあまり知られてこなかったグルジアの
  ワインのフヴァンチカラ(赤)、 ピロスマニ(白)、 オールド・トビリシ
  (赤)、グルジア・ロゼ(ロゼ)をご紹介する予定です。ぜひ奮ってご参加
  ください。


  ■ タイトル:  東海大学文学部 知のコスモス講演会
          ヨーロッパ文明学科企画
          「ヨーロッパ文化とワインの夕べ」

  ■ 日時:    2004年1月31日(土)16時〜19時

  ■ 講演:    (1) ハンガリーの文化とワイン
            (文学部ヨーロッパ文明学科 助教授 深谷 志寿)

          (2) ワインにまつわる詩歌
            (文学部ヨーロッパ文明学科 教授  土谷 直人)

  ■ 会場:    東海大学 湘南校舎
            小田急小田原線「東海大学前」駅下車
                徒歩    30分
                タクシー   4分  (660 \)
            小田急小田原線「鶴巻温泉」駅下車
                バス  下大槻団地行、東海大学北門下車
                    バス 10分、北門より徒歩 10分
                タクシー   6分  (820〜900 \)
           http://www.pr.tokai.ac.jp/japan/access/shou.html

          16:00〜17:20  講演
                  東海大学湘南校舎 14号館 14−103教室

          17:30〜19:00  ワインを囲んでの懇親会
                  東海大学湘南校舎 14号館 14-102教室

  ■ 懇親会会費: 300円。

  ※ 未成年の方はワインの試飲はできません。

  ■ 問合せ先:  東海大学ヨーロッパ文明学科事務室
          TEL:  0463-58-1211 (内線 3067)
          FAX:  0463-50-2104
          Mail: yhirano@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp
  ----------------------------------------------------------------

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: 動詞の過去形の語尾変化について

 投稿者:しい坊  投稿日:2004年 1月25日(日)16時10分24秒
返信・引用
   >消印所沢さん

消印所沢>  教科書の中に,以下のような表現があったのですが,最後の動
消印所沢> 詞のutasi'tの語尾がutasi'tottではなく,-ottaになるのか分か
消印所沢> りません.目的語が見当たらないので,-ottになると思うのです
消印所沢> が.
消印所沢>  単に目的語が省略されているという解釈でいいのでしょうか?
消印所沢>
消印所沢> A'kos kezdte elveszi'teni a tu:relme't.
消印所沢> --Papa ke're:m. Tala'n van akinek ez passzio'
消印所沢> de e'n ki ne:m a'llhatom az a'lfeszu:ltse'ge:t.
消印所沢> Tesse'k ma'r ela'rulni hogy mit keresu:nk
消印所沢> eze:n a szeme'ttelepe:n.
消印所沢> Az apja ne:m utasi'totta re:ndre.

    他動詞の活用形が主体活用になるか対象活用になるかは、表層の文の中
  に明示的に限定された目的語が表示されているかどうかに依るのではありま
  せん。例え、表層には現れずとも、限定されている目的語が存在する場合に
  は、対象活用となります。例えば、日本語で、

    (A)「あいつを殺(や)るか?」  (Nyi'rjuk ki?)
    (B)「殺る!」          (Ki!)

    という会話があった場合には、(B) の文には目的語は明示されていませ
  んが、目的語がある特定の誰かということはわかっているわけですから、ハ
  ンガリー語の場合は、動詞だけでも対象活用となります。消印所沢さんが例
  示された文も、 目的語は不特定の誰かではなく、“A'kos”という特定の限
  定された個人だと言うことが明白ですから、こういう場合は必ず対象活用に
  なります。 ハンガリー語の場合は、 対象活用と主体活用の区別があるお蔭
  で、主語と目的語を安心して省略することができるようになっているわけで
  す。(その弊害として、ハンガリー人が日本語を話す時には、日本人以上に
  主語と目的語を省略するので、聞いている日本人には何のことかわからない
  ということが頻繁に発生します。日本語ではハンガリー語以上に主語や目的
  語を明示しないと意味が通じなくなりますから。)


消印所沢>  また,最近,やはりヒアリングは単語力と不可分の関係にある
消印所沢> のではないかと思い始めた(既知の単語は聞き取り易いが,そう
消印所沢> でないものは聞き取りにくいようだ)のですが,その点について
消印所沢> はどうでしょうか?

    そういうことはあると思います。言語学の訓練を受けている人には、未
  知の音も客観的に記述することができるようになっていますが(例えば、エ
  トヴェシュ・ロラーンド大学のハンガリー語ハンガリー文学科の場合は、方
  言学の実施研修が毎学期実施されていました。秋学期は国内のハンガリー語
  方言採集、春学期は国外のハンガリー語方言採集の旅行が実施されていまし
  た。参加は任意でしたが)、 通常の語学学習者の場合は、 知らない単語を
  性格に聴きとるのは確かに難しいと思われます。例え聞き取り能力が不完全
  でも、既知の単語の場合は、自分の頭の中にあるハンガリー語の単語のデー
  タベースの中から自動的に“似た”単語を思い浮かべることできますから。
  (もちろん、そのために、却って勘違いしてしまうこともあります。)

    僕は暗記は苦手だし、嫌いですが、語学だけは、単語の数を大量に暗記
  しなければ、どうしようもありませんからね。(現在、日本の多くの大学で
  次々と英語以外の第二外国語が必修からはずされているのは、語学だけは、
  体育以上に、個人の努力ではどうしようもない面があり、語学が必修になっ
  ているためだけで大学がどうしても卒業できないという学生が増えているか
  らです。体育ならば、足が遅くても、“努力”をある程度評価することがで
  きますが、語学の場合は、何も読めない、書けない、聴きとれない、話せな
  いでは、 救済することが不可能ですからね...。)「学問に王道無し」とは
  よく言われますが、それ以上に「語学に王道無し」と言えると思います。残
  念ですが。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

動詞の過去形の語尾変化について

 投稿者:消印所沢  投稿日:2004年 1月25日(日)12時18分16秒
返信・引用
   どうも,ご無沙汰しております.相変わらずヒアリングに苦労している所沢です.

 早速ですが,動詞の語尾変化について質問させていただきます.

 教科書の中に,以下のような表現があったのですが,最後の動詞のutasi'tの語尾が
utasi'tottではなく,-ottaになるのか分かりません.目的語が見当たらないので,
-ottになると思うのですが.
 単に目的語が省略されているという解釈でいいのでしょうか?

A'kos kezdte elveszi'teni a tu:relme't.
--Papa ke'rem. Tala'n van akinek ez passzio' de e'n ki nem a'llhatom
az a'lfeszu:ltse'get. Tesse'k ma'r ela'rulni hogy mit keresu:nk ezen a
seme'ttelepen.
Az apja nem utasi'totta rendre.

 また,最近,やはりヒアリングは単語力と不可分の関係にあるのではないかと
思い始めた(既知の単語は聞き取り易いが,そうでないものは聞き取りにくいようだ)
のですが,その点についてはどうでしょうか?

 ご教示頂ければ幸いです.

http://www2.big.or.jp/~i-holic/kesiin-tokorozawa/

 

ありがとうございます!!

 投稿者:キット  投稿日:2004年 1月 2日(金)22時43分46秒
返信・引用
  しい坊さん、とても丁寧な説明ありがとうございます。かなりびっくりしました(意味に)。残念なことに日本が好きなハンガリー人と英語でずっとメールしてて、私がいつかハンガリー語も勉強したいって言ったら、じゃあ”sezeretlek" って謎々しきにどう思うっていわれただけだです(笑) それにしてもハンガリー語のしくみっって難しいですね。とにかくありがとうございました!!(^^
 

Re: 教えてください!!(><)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年12月31日(水)13時02分23秒
返信・引用
   >キットさん

キット> Szeretlek の意味が知りたいのですが。
キット> たぶんハンガリー語だと思うのです・・・・。

    ハンガリー語です。

    szeret [sεrεt] (セレト)はハンガリー語の他動詞で、英語の
  “love”にあたります。 -lek は動詞の人称活用語尾で、主語が1人称単数
  (私が)、目的語が2人称(君を)の場合に用いられます。(厳密に分析す
  ると、-le- の部分が「君を」で、-k の部分が「私が」になります。)つま
  り、英語の“I love you!”にあたります (^^)♪

    ハンガリー語の“Szeretlek”は 英語の“I love you”よりはずっと重
  い表現です。英語では“I love you”の大安売りがされていますが、ハンガ
  リー語では これを口にするには相当な決心が必要です。 日本語の「好きで
  す」も結構重いですが、多分、それよりも重い表現です。(もし、頻繁に自
  分に対して“Szeretlek”と囁き続ける ハンガリー人の知り合いがいたとし
  たら、それはただの“プレイボーイ”です (^^;)。)

    どなたかから手紙ででも告白されたのでしょうか?(英語の手紙の末尾
  にさり気なくハンガリー語で書き加えてあったとか?) いいですね (^^)。
  お幸せに!

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

教えてください!!(><)

 投稿者:キット  投稿日:2003年12月31日(水)12時34分59秒
返信・引用
  私はまったくハンガリー語を勉強してないのですが。。
Szeretlek の意味が知りたいのですが。たぶんハンガリー
語だと思うのです・・・・。
 

ありがとうございます。

 投稿者:タイガ  投稿日:2003年11月30日(日)12時40分37秒
返信・引用
  的確なご指示ありがとうございます^_^
僕がハンガリーに行ったのは、だいたい高校生対象の交換留学で、Rotaryと言う団体から行かしてもらってました。

ハンガリー語の事なんですが、僕が向こうに行ってた時に目上の方や初めてお会いした
人などにはTeやTiの表現はとっても失礼だと指摘されました。こういう所での場合は
どういう風にすればよいのでしょう?敬語は全く分からなくて・・・留学生という立場
上あまり敬語を使う所が少なかったので場面場面での対応が全く分かりません。

Hogyの前にはコンマが必要なんですね。ありがとうございます。

ハンガリー語についてまだまだ(どころではないですが)分からない所だらけなので
もし良ければまたハンガリー語について教えて下さい。

P,S本名は書くべきですか?
 

Re: はじめまして。

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月24日(月)05時13分34秒
返信・引用
   >タイガさん

タイガ> ハンガリー語検索でこのサイトに飛んできました。

    おや、検索で引っかかるようになっているのですか!!


タイガ> 僕は今年の夏までハンガリーに交換留学してました。

    高校生の交換留学でしょうか、それとも大学卒業者対象の文科省留学生
  でしょうか?


タイガ> Nagyon orulok hogy tanulsz magyarul!!!

    Nagyon o:ru:lo:k hogy ti is tanultok magyarul!

  ですね (^^)。“hogy”の前にはコンマ () を入れましょう! ハンガリー語
  では関係詞の前にもコンマを入れます。(英語と違うところですね。)


タイガ> ハンガリー語はハンガリーに行ってから勉強したので文法がどうだ
タイガ> のこうだのあんまり分かってません(笑)
タイガ> でも自分自身がハンガリー語に染まっていくのが良くわかったの
タイガ> が、もう半年もたたずにハンガリー語の夢を見た事です。

    外国語の夢って、意外と簡単に見るようになるものです (^^)。


タイガ> 完全なホームステイだったのでハンガリー語しか使わない状態で
タイガ> (ホストファミリーは英語が使えなかったので)すぐに覚えられま
タイガ> した。

    それは理想的な環境でしたね。

    それから、ハンガリー語は文法が日本語そっくりなので、日本人にはと
  ても楽です。英語で苦しんだのがウソのよう!


タイガ> 僕はハンガリーの一番東の端にある第二の都市(!?)の
タイガ> DEBRECEN(デブレツェン)と言う町に住んでました。なん
タイガ> かすっごい小さかったんですけどね(笑)もうどこに行くにはどの
タイガ> Buszに乗ればいいとか、そういう事はもうすべて頭の中に入ってま
タイガ> す。今は逆ホームシックで帰りたい気分で満々です。

    ハンガリーに限らず、ヨーロッパの都市は、一部の例外を除いては、ど
  れも皆小さいです。人口2百万のブダペストは、欧州でも随一の大都会で
  す。


タイガ> 自分自身ではハンガリー語中級車の(違)気分なんですけど、もし
タイガ> よかったら教えて下さい!

    何を...(^.^;)?

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: haza'jukat の分析

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月24日(月)04時49分25秒
返信・引用
   >かっぱの皿さん

   色々と忙しく、ご返事が遅れました。とりあえず、こちらだけ先にご回答
  いたします。


かっぱの皿> ところで、本文後ろから4つ目の
かっぱの皿> haza'jukat
かっぱの皿> ですが、一度このつづりで洪英辞書を引いてはいたのですが、
かっぱの皿> どう活用しているのか分からず、あきらめてしまいました。
かっぱの皿> haza'/juk/at で、  -juk- は、所有接尾辞・3人称複数
かっぱの皿> でしょうか?だとすると、何故こう活用するのでしょう?

   その通りです。通常は、そのように分析します。本当は、“haza'/juka/
  t”と分析すべきものなのですが、通常のハンガリー語の教科書では“haza'/
  juk/at”のように分析しています。

   ハンガリー語の母音には舌の上下関係によって、上段の母音 (i u u:)、
  中段の母音 (e: o o:)、下段の母音 (e a) があります。下段の短母音で
  終わっている単語に人称語尾が付くと、単語の最後の母音は長母音化しま
  す。上段の短母音で終わっている単語の場合は短母音のままです。中段の短
  母音で終わっている単語はありません。(一部特殊な例外はありますが。疑
  問符の“-e:”とか、感嘆詞の“no”、否定辞の“ne:”等ですが、これら
  は、“先頭の音節の母音”と解釈することも可能です。)

   人称語尾や複数の接尾辞には下段の“潜在幹末母音”が隠れています。こ
  れらは本来接尾辞に属する母音です。例えば、“asztal”の複数形
  “asztalok”の対格形(目的語形)は“asztalokat”となりますが、これ
  は、厳密には“asztal/ok/at”ではなく、“asztal/oka/t”と分析されるべ
  きものです。幹末潜在母音は下段の母音と決まっていますから、母音調和の
  高母音(前舌母音)系の“-ke/t”は常に「広いe」となります。

   “haza”の活用形は以下の通りになります:

        haza'/m(a/t)
        haza'/d(a/t)
        haza'/ja('/t)
        haza'/nk(a/t)
        haza'/tok(a/t)
        haza'/juk(a/t)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

ごめんなさい。

 投稿者:タイガ  投稿日:2003年11月22日(土)22時52分18秒
返信・引用
  さっきの単語でTanulszが単数しかも敬語になってなかったので・・・Tanulnak.
Nagyon bocsanat nem jo irtam magyarul.
Jo tanuras!!
 

はじめまして。

 投稿者:タイガ  投稿日:2003年11月22日(土)22時50分17秒
返信・引用
  ハンガリー語検索でこのサイトに飛んできました。
僕は今年の夏までハンガリーに交換留学してました。

このサイトを見て、結構ハンガリー語を勉強してる人がいるんやなぁってびっくりしまし
た。あととってもうれしいです。


Nagyon orulok hogy tanulsz magyarul!!!
ハンガリー語はハンガリーに行ってから勉強したので文法がどうだのこうだのあんまり
分かってません(笑)でも自分自身がハンガリー語に染まっていくのが良くわかったのが、
もう半年もたたずにハンガリー語の夢を見た事です。完全なホームステイだったので
ハンガリー語しか使わない状態で(ホストファミリーは英語が使えなかったので)すぐに
覚えられました。でもサボったりしたんで、書くのが未だに苦手です(汗)

僕はハンガリーの一番東の端にある第二の都市(!?)のDEBRECEN(デブレツェ
ン)と言う町に住んでました。なんかすっごい小さかったんですけどね(笑)もうどこに
行くにはどのBuszに乗ればいいとか、そういう事はもうすべて頭の中に入ってます。
今は逆ホームシックで帰りたい気分で満々です。

自分自身ではハンガリー語中級車の(違)気分なんですけど、もしよかったら教えて下さい!


タイガ
 

解読御礼m(_ _)m+礼状を考えてみました

 投稿者:かっぱの皿  投稿日:2003年11月11日(火)19時42分48秒
返信・引用
  しい坊様、

ご丁寧に添削いただき、本当にありがとうございました。
こんな立派な解説を頂戴し、恐縮でございます。勤めの都合もあり、万年初心者の域を出られないのですが、今後の学習の励みになります。
ところで、本文後ろから4つ目の
haza'jukat
ですが、一度このつづりで洪英辞書を引いてはいたのですが、どう活用しているのか分からず、あきらめてしまいました。
haza/juk/at で、  -juk- は、所有接尾辞・3人称複数でしょうか?だとすると、何故こう活用するのでしょう?

***
>>ハンガリー語では“Viszontla'ta'sra!”は 親密な間柄では使えないと言うことです。

無知とは恐ろしいもので、つい先日やってしまったばかりです。
先方の“Sze:rvusz!”に対し、(次の予定を英語で話してあったので、)
Viszontla'ta'sra Frankfurtban!Sze:rvusz!
と口が動いてしまいました。現状では、ハンガリー語会話の実践の機会があまりにも乏しいため、イザとなると何かを考えるより先に、覚えている形での単語の羅列になってしまいます。
「フランクフルトでまたお会いするまで。さようなら!」のつもりだったのですが、丁寧称での正しい言い方はどうなりましょうか?

***
また、このカードに添えてプレゼントをいただいたので、ハンガリー語でお礼を書きたいと希望しています。
彼女は音楽関係のお仕事をしていますが、最近CDを製作され、発売後すぐに私にくださったとの事でした。
参考書と首っ引きで、無理矢理に作文しました。(冠詞も接尾辞も、本人は真剣に考えた結果です…T T)
動詞も形容詞も、どれが大仰過ぎず相応なのか判断しかねたので、辞書で引いたものをそのまま使ってしまいました。
名詞(プレゼント)に「”あなた”からいただいたもの」のつもりで、所有の接尾辞を付けてしまうと、「彼女の持ち物を譲っていただいた(盗って来ちゃった!?)」ことになってしまうかと思ったのですが、どうしたらよいのか分かりませんでした。
私が書きたい内容は、3点で、以下の通りです。

○彼女のCD(1枚)と、彼女の写真(1枚)をいただいて、大変嬉しく思っていること。
○CDは気に入って、もう何回も聴いていること。
Szeret と、 tetszik の使い分け方が分からず、両方考えました。
○早期に再来日される(日本でお会いできる)ことを希望していること。
↑しい坊様の丁寧な書き方解説中の、「こちらへ来てください」は、この様なケースには使えるのでしょうか?

Kedves E'va!

Nagyon sze'pen Ko:szo:no:m  azt a Te u'j CDe't e's  azt  a sze'p fe'nyke'pe't!

Nekem nagy o:ro:net szereted azokkol a nagyszeru" aja'nde'kekkal.

A sze'p CDe't nagyon  szeretem e's ma'r sokszor hallgatom.
A gyo:nyo:ru" CD nagyon tetsztem nekem.

Remele'm hogy  mine'l  hamarabb me'g la'tlak Japa'nban!
Le'gy szi'ves hamarabban Jpa'nba jo:nni vissza!

Szeretettel:Mika

それでは、お時間のある折にご指導いただけましたら幸甚でございます。
かっぱの皿拝
 

Re: 筆記体の現物です (2/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 9日(日)21時51分24秒
返信・引用
  かっぱの皿> ところで、カードの出だしのKedves と結びの Szeretettel
かっぱの皿>  ですが、私から返信する場合にも、同じ様に使って良いので
かっぱの皿> しょうか?

    お2人の関係を存じあげないので、 正確なことは 申し上げられません
  が、基本的には、相手が“Kedves”を使っている以上は、やはり“Kedves”
  で返すのが礼儀だと思います。相手が“Kedves”のような親密な表現を使っ
  ているのに、こちらが“Tisztelt”等を使って返事をするのは、相手に対し
  て「私に そんな 馴れ馴れしい表現を使うんじゃないよ! 不愉快だ! 私
  は、あなたに対しては距離を取る。 ほれ、この通り...”という意思表示に
  なってしまいます。 日本人の想像以上に、 相手に対して挑発的、失礼な物
  言いになってしまう可能性があります。(もちろん、友人同士で、あえて、
  シャレで、仰々しい表現を使う場合もありますが、これは、そこら辺の機微
  がわかるようになってからですね。また、「ハンガリー語ではそうかもしれ
  ないが、私は日本人なので、“親しき仲にも礼儀あり”だから、私はそうい
  う表現は使わない」と宣言する日本人にも結構会いました。しかし、それは
  ただの自己満足に過ぎません。相手には不愉快なだけです。


かっぱの皿> 手持ちの入門テキストには、「これは親しい相手に送る場合」
かっぱの皿> とあるのですが、私にとって先方は、親子ほど年の離れた大先
かっぱの皿> 生なのです。

    それは関係ありません。 親しい表現を使っても 敬慕の念を表現するこ
  とはできます。ハンガリー語では、te: を使う間柄でも、目上の人に対して
  は、それなりの敬語表現があります。例えば、本当に自分が学んだことのあ
  る“先生”ならば、“Kedves Tana'r U'r!”というような呼びかけも可能で
  す。ただし、日本語の“先生”とハンガリー語の“Tana'r U'r”では全く同
  じではないので、やはりお2人の関係を存じあげないと、正確な呼びかけの
  表現はわかりません。


かっぱの皿> ただ、ご挨拶以外の会話は英語なので you で済ませてし
かっぱの皿> まっていることもあり、また、先方は、お会いした時には、
かっぱの皿> Hello'!、別れ際には Szervusz!とおっしゃるので(頬を合
かっぱの皿> わせるハンガリー式のご挨拶も、やっと自然にできるようにな
かっぱの皿> りました^ ^)、あまり硬くなるのも考え物なのかもしれない
かっぱの皿> と思う様になりました。

    相手が“Sze:rvusz!”を使うならば、 こちらは 100 % 二人称を使って
  返事をしなければなりません。ただし、同じ二人称でも、相手が同輩や目下
  ならば“Gyere ide!”のように言えますが、相手が目上ならば、“〜 ne'ni
  (ba'csi ba'tya'm) le'gy szi'ves ide jo:nni!”のように表現します。


かっぱの皿> しい坊様の、目上の方への丁寧な表現に関する過去ログでは、
かっぱの皿> 「孫の友人」等、家族の知人で歳が離れている場合を例にして
かっぱの皿> いらっしゃいましたが、赤の他人の場合、最低限のハンガリー
かっぱの皿> 語の会話をして、自分がどう呼ばれているのか理解している必
かっぱの皿> 要があるのですね。

    2人の間でどのような表現を使うかの選択権は、常に目上の方にありま
  すので、 目上の方も、 最初から積極的に、相手が判断がつくような表現を
  使います。“Sze:rvusz!”とか“Szia!”を相手が使ったら、 相手は必ず二
  人称を使って来ますので、 こちらも相手に対して二人称を使います。 相手
  が“Maga”とか“Jo' napot ki'va'nok!”とか“(Kezit) cso'kolom!”とか
  “Viszontla'ta'sra!”を使ったら、 相手は 必ず 三人称を使って来ますの
  で、こちらも相手に対して三人称を使うようにします。(日本人にとって難
  しいのは、日本語の「さようなら!」は親しい間柄でも使いますが、ハンガ
  リー語では“Viszontla'ta'sra!”は 親密な間柄では使えないと言うことで
  す。結構誤解して使っている日本人を見かけますが...。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: 筆記体の現物です (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 9日(日)21時50分26秒
返信・引用
   >かっぱの皿さん


かっぱの皿> しい坊> 筆記体の場合は、現物を見てみないことには何と
かっぱの皿> しい坊> も...。
かっぱの皿> [...]
かっぱの皿> ご多忙なしい坊様に二度手間をおかけして、誠に申し訳ござい
かっぱの皿> ませんが、下記にカードをup致しました。
かっぱの皿>
かっぱの皿> http://photo.www.infoseek.co.jp/Image.asp?pn=253.3503

    拝見しました。この掲示板は画像が使えないので、解読したものを一時
  的に以下のサイトにアップロードしておきました。

  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/tmp/


    これは、短期間で削除いたしますので、後は、この掲示板の過去ログの
  ページをご覧ください。そこには画像も埋め込んでおきます。

  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/Pages/Japanese_Pages/Hungary/magyar_nyelv_kerdesek.html

    Unicode の RTF 形式のファイルと、 PDFファイルも登録してありま
  す。

  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/Media/Mika/Mika_Levele_Orig.jpg
  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/Media/Mika/Mika_levele-031108-1.png
  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/Media/Mika/Mika_levele-031108-1.rtf
  http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/Media/Mika/Mika_levele-031108-1.pdf

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

筆記体の現物です

 投稿者:かっぱの皿  投稿日:2003年11月 7日(金)19時54分13秒
返信・引用
  しい坊様、

お忙しいところ、早速のレスポンス、ありがとうございました。

>>筆記体の場合は、現物を見てみないことには何とも...。

はい。その点は十分承知しておりましたが、私にとりましては、これは<思い出に残る大切なカード>でございまして、最初の1回だけはぜひとも自分一人でチャレンジしてみたくなり、無謀な試みをしてしまいました。
私の間違いは、megismerni と、megismerkedni とを混同して、「人が知り合いになること」を訳に入れるべきと早とちりしたためです。お恥ずかしい限りでございます。
ご多忙なしい坊様に二度手間をおかけして、誠に申し訳ございませんが、下記にカードをup致しました。

http://photo.www.infoseek.co.jp/Image.asp?pn=253.3503

実際にはどのくらい解読できていたのか、現実を知るのが少々怖いです(^ ^)
せめて、半分くらいは読めていると、今後の独学継続の励みにもなるのですが。

ところで、カードの出だしのKedves と結びの Szeretettel ですが、私から返信する場合にも、同じ様に使って良いのでしょうか?
手持ちの入門テキストには、「これは親しい相手に送る場合」とあるのですが、私にとって先方は、親子ほど年の離れた大先生なのです。
ただ、ご挨拶以外の会話は英語なので you で済ませてしまっていることもあり、また、先方は、お会いした時には、Hello'!、別れ際には Szervusz!とおっしゃるので(頬を合わせるハンガリー式のご挨拶も、やっと自然にできるようになりました^ ^)、あまり硬くなるのも考え物なのかもしれないと思う様になりました。
しい坊様の、目上の方への丁寧な表現に関する過去ログでは、「孫の友人」等、家族の知人で歳が離れている場合を例にしていらっしゃいましたが、赤の他人の場合、最低限のハンガリー語の会話をして、自分がどう呼ばれているのか理解している必要があるのですね。

それでは、誠に勝手ながら、何卒宜しくご指導くださいます様、お願い申し上げます。
かっぱの皿拝
 

Szu:lo"fo:ldu:nkについて(2)

 投稿者:やまなみ  投稿日:2003年11月 2日(日)17時54分13秒
返信・引用
  >しい坊さん

IEでも繋がりますか。
私はIEでアクセスするといつも
Can't build data connection: Connection refused
という表示が出てしまうのです。
まあ別に構いませんけれども。

あとNetFinderというMac専用のシェアソフトがあるのですね。これはIEのダウンロード
マネージャーと同じでダウンロードに失敗してもまた途中から再開出来るわけですね。

お教えいただいたラジオ局のURLは知っていましたが、こちらのページは知りませんでした。
どうもありがとうございました。
 

“Panther”(Mac OS X 10.3) でのハンガリー語の入力方法 (2/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)23時38分29秒
返信・引用
      ハンガリー語の 長母音記号である「′」の付いた母音を 入力するには
  {option-j} を押します。 その後、その字上符を付けたい母音を押すことで
  入力できます。「`」の付いた母音を入力するには、 {option-_} を先に押
  します。 ウムラウト(¨)の付いた母音を入力するには、{option-u} を押
  します。もちろん、「狭いe」も入力できます。ヘボン式ローマ字やラテン
  語での長母音記号の「 ̄」の付いた母音を入力するには {option-a} で入力
  します。この後にeを入力すれば、パローツ方言等の「「広いe」の長母音
  を入力することができます。 {option-&} で、訓令式ローマ字の長母音記号
  である「^」が入力できます。チェコ語等によくある「^」を倒置した字上
  符は {option-v} で入力できます。 入力メニューを「U.S. Extended」にす
  れば、他にルーマニア語でも、 ポーランド語でも入力できます。「Greek」
  にすれば、 ギリシア文字が、「Russian」にすれば、キリル文字が入力でき
  ます。「Arabic」にすれば、アラビア文字が右から左に入力されて行くよう
  になります。これら全てが1つのテキストファイルに混在できるのです。デ
  フォルトは rtf ファイルになっていますので、Microsoft Word で開くこと
  も可能です。

    「U.S. Extended」の場合は規則性がはっきりしていますが、 それでも
  「U.S. Extended」のキーの使い方が どういう組み合わせになっているのか
  知りたい場合もあるでしょう。 あるいは、 他の言語のキーボードの配列を
  知りたい場合もあるでしょう。 その場合は、 「入力メニュー」設定画面で
  「キーボードビューア」にチェックを入れておけば、メニューバー上の入力
  メニューの下の方にあるキーボードビューアが選択できるようになります。
  これを選択すると、 画面に 常にキーボードが表示されるようになります。
  キーボードの画像の左上の緑のボタンを押せば、キーボードが拡大されて、
  キー配列が とても見やすくなります。 文書を作成するファイルの上でキー
  ボードビューアのキーを押すと、それがファイルに入力もされます。非常に
  便利です。(Windows では似たような機能がやっと Windows XP になって導
  入されたようですね。マックの場合は昔から「キー配列」という名称でこの
  機能はありました。)

    さて、 Unicode には 何万もの文字があります。これはさすがに「U.S.
  Extended」では入力し切れません。Unicode の文字コードがわかっている場
  合は、「U.S. Extended」の他に「Unicode Hex Input」を登録しておき、そ
  れに切り替えると、 {option} を押しながら 4桁の 文字コードを入力する
  と、該当する Unicode 文字が入力できます。

    また、 サードパーティー製の PopChar X をインストールしておくと、
  全ての Unicode の文字が簡単に入力できるようになります。 これはマック
  で多言語処理をする人には必携のツールです。

    http://www.macility.com/products/popcharx/index.html

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

“Panther”(Mac OS X 10.3) でのハンガリー語の入力方法 (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)23時37分43秒
返信・引用
      “Panther”(Mac OS X 10.3) でハンガリー語を入力するには 色々な方
  法があります。

    まず、「システム環境設定」を起動して、「言語環境」を開き、「入力
  メニュー」を 選択します。 MSz(Magyar Szabva'ny=ハンガリー規格)の
  キーボード配列(ハンガリーにおけるパソコンのキーボード配列)ができる
  人は、「Hunarian」にチェックを入れます。ただし、ハンガリー規格のキー
  入力をするには、JISキーボードでは著母音のiが入力できません。キー
  ボード上部の数字の「1」の左隣のキーがJISキーボードでは存在しない
  からです。ハンガリー規格の入力がしたい人は、キーボードをUSキーボー
  ドに交換します。PowerBook も含めて、キーボード交換は可能です。

    しかし、 USキーボードにしてしまうと、 今度は「カナかな」キーと
  「英数」キーがなくなるため、 日本語の入力が ちょっとだけ不便になりま
  す。 USキーボードでは {caps lock} キーで「カナかな」キーを代用する
  ことになります。

    そこでお勧めなのが、 「入力メニュー」で「U.S. Extended」にチェッ
  クを入れることです。これは、英語キー配列を前提に、Unicode の文字(ア
  ルファベットのみ)を {option} キーとのコンビネーションで入力可能にす
  るものです。o″などは、ハンガリー規格のキー配列だと1つのキーで入力
  できますが、「U.S. Extended」だと、 全ての補助記号付きのアルファベッ
  トを {option} とのキーコンビネーションで解決するため、その分、手数が
  余分に掛かりますが、非常に覚えやすい方法で、しかもハンガリー語以外の
  文字にも応用が効くので(しかもJISキーボードのまま使えるので)個人
  的にはこちらをお勧めします。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

“Panther”(Mac OS X 10.3) とハンガリー語

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)23時05分10秒
返信・引用
      Mac OS X がバージョンアップして、“Panther”(Mac OS X 10.3) にな
  りました。 これまでの“Jaguar”(Mac OS X 10.2) と比べて 格段に安定し
  て、高速になりました。ユーザーインターフェースもぐんと良くなり、十分
  使い物になるOS成長したと言えます。 僕も(やっと)Mac OS 9 から Mac
  OS X に完全に乗り換えました。(Mac OS 9 から起動できない機種に交換し
  てしまったということもありますが...。)

    “Panther”では、 特に Unicode を使ってハンガリー語や日本語、 発
  音記号等の混合入力が非常にやりやすくなっています。入力支援の仕組みも
  非常に多彩で、多言語処理をする人には非常に快適な環境になっています。
  と言うわけで、これまで Mac OS X を使って来なかった人にも、あるいは、
  “Jaguar”(Mac OS X 10.2) を使ってはいても、まだ“Panther”(Mac OS X
  10.3) にバージョンアップしてない人には絶対にお勧めです。“ちょっと良
  くなった”とかいったレベルの違いではなく、次元が違うのを感じることが
  できるでしょう。

    http://www.apple.co.jp/macosx/index.html

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: 書店

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)22時25分41秒
返信・引用
  >朴春子さん

朴春子> ハンガリーの書店で本を買いたいのですが
朴春子> ハンガリー語のビートルズの本を探しています
朴春子> 日本までやすく郵送してくれる書店を教えてください
朴春子> おねがいします

    申し訳けありませんが、この掲示板は、ハンガリー語の文法のご質問に
  お答えするものです。掲示板上部のお願いの文章によく目を通され、この掲
  示板の趣旨をご理解いただいた上でご投稿ください。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: ハンガリー語の筆記体を読みたいのです

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)22時20分8秒
返信・引用
  >かっぱの皿さん

かっぱの皿> 形式的な挨拶文だと思いますが、わずか17単語の文が分から
かっぱの皿> ないのでは悲しいので、先方の字のクセから、何とか以下の様
かっぱの皿> に類推してみました。
かっぱの皿> (  )に入っている単語は、私にはそうは読めないが、洪-
かっぱの皿> 英辞書と入門テキストから似た綴りを探してきたものです。
かっぱの皿>
かっぱの皿> (Harmadszor) is nagyon jo'l e'reztem magam 
かっぱの皿> Japa'nban.
かっぱの皿> Reme'lem (lesz) me'g sok leheto"se'gem sze'p 
かっぱの皿> ( h-/k- ????? -at/-ot) me'g (alaposan) megismerni.

    筆記体の場合は、現物を見てみないことには何とも...。 例えば、手書
  きの手紙をスキャナーで取り込んで、ファイルにして、それを、ご自分のど
  こかのサイトにアップロードして、この会議室でのご質問の文面にリンクを
  埋め込むということも可能かと思います。


かっぱの皿> 1文目:
かっぱの皿> 3回目の、とてもよい日本滞在でした。(先方は、2003年
かっぱの皿> に3回来日しました)

    ご解読が正しいとすれば、“3回目も”ですね。「3回目も日本ではと
  ても楽しかったです」かな?


かっぱの皿> 2文目:
かっぱの皿> (私は、)多くのチャンスがある様に望んでいます。
かっぱの皿> チャンスの内容は、sze'p (?-t) と  (alaposan) 
かっぱの皿> megismerni で、
かっぱの皿> 「これからも、末永くお知り合いでいられると良いですね」と
かっぱの皿> いう様な感じでしょうか?

    ご解読が正しいとすれば、 一番可能性があるのは、 以下のような文で
  しょう:

    Reme'le:m le:sz me'g sok le:heto"se'ge:m sze'p helye:ket me'g
  alaposan me:gismerni.

    つまり、「これからも、美しい場所をじっくりと見聞するチャンスがた
  くさんあるといいのですが」とでもなるのでしょうか?

    “末永くお知り合いで...”という文がどこから出てきたのか、 ちょっ
  と想像がつきませんが (^^;)。


かっぱの皿> この2文目はお手上げ状態で、後ろから4つ目の単語は辞書で
かっぱの皿> 似た綴りを見つけられませんでした。10文字以下で、出だし
かっぱの皿> がh、kなどの上に突き出る文字、最後は t で、どこまでが
かっぱの皿> 語幹か分かりません。

    文の前後の脈絡からして、 “helye:ket”と考えるのが最も妥当でしょ
  う。(本当のところは現物を見てみないと何とも言えませんが、その確率は
  高いと思います。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: 世界遺産

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)22時03分28秒
返信・引用
  >Jukaさん


Juka> しい坊さん!今度の世界遺産はハンガリーのホルトバージですが
Juka> もうそれについてはご存知ですよね・・・?ビデオにも撮るつもりで
Juka> す。
Juka> 念のため、書き込みしました。

    ありがとうございました。 一応、 番組に気付き、DVDレコーダーを
  セットしておきました。録画も成功しましたが、まだ観ていません。(この
  手の番組は見ると腹が立つ場合が多いもので (^^ゞ。今回も、ちょっとだけ
  出だしを観ましたが、やはりハンガリー人の名前がいい加減ですね。なんで
  こんな簡単なことができないのか...。)


Juka> ホルトバージに行かれたことはありますか?

    あります。「何もない所」だと聞いていたので、地平線しか見えない場
  所だと期待して行ったのですが、 実際は、 家屋があったり、木々が見えた
  り...。有名なホルトバージの蜃気楼も見られませんでしたしねぇ。


Juka> 気になったのですが、ハンガリーでの方言というのは日本と同じよう
Juka> に地方によってかなり変わるものなのでしょうか。

    方言差はありますが、日本語ほど極端ではありません。はっきりとした
  いくつかの方言がありますが、世界の言語の中では方言差の少ない言語の部
  類に属するでしょう。つまり、地方によって意思の疎通が困難になるほどの
  差異はないということです。唯一例外は、モルドヴァのチャーンゴー方言で
  す。これはだいぶ違います。とは言っても、他の方言と比べると、わかりに
  くい程度なのですが。

    ハンガリー語の標準語には 2種類あって、 「狭いe」を区別するもの
  と、区別しないものがあります。ハンガリー人の6割以上は「狭いe」を区
  別していますが、ブダペストの人達は区別しません。(首都の人々が区別し
  ないので、便宜上2つの標準語を設定しているのです。)

    有名な (?) 方言は、 ハンガリー大平原の方言、 特に セゲド地方の方
  言で、標準語の「狭いe」がほぼ必ず「o:」になります。 西ハンガリー
  (ドゥナーントゥール)地方の方言は、「狭いe」と「広いe」の発音の差
  が非常に大きいので有名です。 また、 長母音のiを本当に長く発音します
  (ブダペストでは短く発音する場合が多いです)。

    パローツ方言はユニークで、標準語では「狭いe」と「広いe」の長母
  音が中和化されて 同じ狭いeの長母音になりますが、 パローツ方言では、
  「広いe」の長母音はそのまま開いたまま長母音で発音します(つまり、日
  本語の「エー」に近い)。標準語では「風」の sze'l と「縁」の sze'l の
  発音は同じく狭いeの長母音で発音されますが、パローツでは「風」の方は
  広いeのまま長く発音されます。

    また、ハンガリー語の短母音のaはoのように円唇母音で発音され、長
  母音のaは日本語の「アー」のように平唇母音で発音されますが、パローツ
  方言では、短母音のaの方が日本語のような平唇母音の「ア」で、長母音の
  aの方が円唇母音になります。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: Szu:lo"fo:ldu:nkについて

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年11月 1日(土)21時45分11秒
返信・引用
  >やまなみさん


やまなみ> 先だってお教えいただいたSzu:lo"fo:ldu:nkをダウンロードして
やまなみ> 聴いてみたのですが、音声はきれいですし、大変良い番組だと思
やまなみ> いました。
やまなみ> (これはIEでは接続できないようですね。ネットスケープならば
やまなみ> バージョン4.7でも問題なく繋がりますけれども。)

    Internet Explorer でも、ネスケでも、ちゃんとダウンロードできます
  が? 僕自身は NetFinder を使ってダウンロードしていますが。


やまなみ> それでこの番組を放送している放送局のWebページを見てみたい
やまなみ> と思いまして、Szu:lo"fo:ldu:nkの中ではBudapest Ra'dio'また
やまなみ> はRadio Budapestと言っていますのでRadio BudapestのWebペー
やまなみ> ジを検索で探してみて、以下のURLを見つけたのですが
やまなみ>
やまなみ> http://www.kaf.radio.hu/index.html
やまなみ>
やまなみ> 番組表も、それにドナウテレビのようなインターネットで番組を
やまなみ> 視聴したりファイルをダウンロードするためのページもないよう
やまなみ> ですし、この放送局は関係ないのでしょうか?

    さあ...。ちなみに、以下のサイトはいかがですか?:

    http://www.vilagvevo.radio.hu/
    http://www.vilagvevo.radio.hu/adasok/36/szfrekven.htm

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

書店

 投稿者:朴春子  投稿日:2003年10月27日(月)18時02分31秒
返信・引用
  ハンガリーの書店で本を買いたいのですが
ハンガリー語のビートルズの本を探しています
日本までやすく郵送してくれる書店を教えてください
おねがいします
 

ハンガリー語の筆記体を読みたいのです

 投稿者:かっぱの皿  投稿日:2003年10月22日(水)10時22分40秒
返信・引用
  しい坊様、

貴掲示板を、いつも楽しく拝見しております。

以前、誕生日カード等の書き方を教えていただいた、かっぱの皿と申します。
今回は、逆バージョンで、来日したハンガリーの方からいただいたカードが読めないので、ご相談させていただきます。
私がハンガリー語の筆記体に不慣れで語彙も少ないため、単語の綴りが分からず、当初
は辞書すら引けませんでした。
形式的な挨拶文だと思いますが、わずか17単語の文が分からないのでは悲しいので、
先方の字のクセから、何とか以下の様に類推してみました。
(  )に入っている単語は、私にはそうは読めないが、洪-英辞書と入門テキストから
似た綴りを探してきたものです。

(Harmadszor) is nagyon jo'l e'reztem magam Japa'nban.
Reme'lem (lesz) me'g sok leheto"se'gem sze'p ( h-/k- ????? -at/-ot) me'g (alaposan) megismerni.

1文目:
3回目の、とてもよい日本滞在でした。(先方は、2003年に3回来日しました)
2文目:
(私は、)多くのチャンスがある様に望んでいます。
チャンスの内容は、sze'p (?-t) と  (alaposan) megismerni で、
「これからも、末永くお知り合いでいられると良いですね」という様な感じでしょうか?
この2文目はお手上げ状態で、後ろから4つ目の単語は辞書で似た綴りを見つけられま
せんでした。10文字以下で、出だしがh、kなどの上に突き出る文字、最後は t で、
どこまでが語幹か分かりません。

以上、はなはだ稚拙ながら、少しはハンガリー語らしく”類推”出来ておりますでしょ
うか?
単語については、辞書を引き直しますので、文意が通らない箇所をご指摘いただければ、
幸いです。
無謀にも、ハンガリー語での返信にもチャレンジしたいと希望しておりますので、よろし
くご教示くださいませ。
何卒宜しくお願い申し上げます。
かっぱの皿拝
 

世界遺産

 投稿者:Juka  投稿日:2003年10月21日(火)23時12分30秒
返信・引用
  投稿者名をかえてみました。(元「ゆうか」です。)
しい坊さん!今度の世界遺産はハンガリーのホルトバージですが
もうそれについてはご存知ですよね・・・?ビデオにも撮るつもりです。
念のため、書き込みしました。
ホルトバージに行かれたことはありますか?
気になったのですが、ハンガリーでの方言というのは日本と同じように
地方によってかなり変わるものなのでしょうか。
 

Szu:lo"fo:ldu:nkについて

 投稿者:やまなみ  投稿日:2003年10月18日(土)14時08分11秒
返信・引用
  >しい坊さん

いつもお世話になっております。
先だってお教えいただいたSzu:lo"fo:ldu:nkをダウンロードして
聴いてみたのですが、音声はきれいですし、大変良い番組だと思いました。
(これはIEでは接続できないようですね。ネットスケープならばバージョン
4.7でも問題なく繋がりますけれども。)

それでこの番組を放送している放送局のWebページを見てみたいと思いまして、
Szu:lo"fo:ldu:nkの中ではBudapest Ra'dio'またはRadio Budapestと言っていますので
Radio BudapestのWebページを検索で探してみて、以下のURLを見つけたのですが

http://www.kaf.radio.hu/index.html

番組表も、それにドナウテレビのようなインターネットで番組を視聴したりファイルを
ダウンロードするためのページもないようですし、この放送局は関係ないのでしょうか?

あとMagyar Ra'dio'のWebページも見つけましたが、こちらではコシュートやペテーフィ、
それにバルトークの番組をダウンロードするためのページはありますが、ここは
Szu:lo"fo:ldu:nkとは関係ないようですね。

自分で色々探してみてもどうしても見つかりませんので、もし御存知ならば
その放送局のURLをお教えいただけますでしょうか?
どうかよろしくお願いいたします。
 

Re: ハンガリーの老人福祉の状態

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年10月13日(月)04時14分6秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 一つハンガリーの国の事でふと思ったのですが、ハンガリーの老人
ゆうか> 福祉の状態というのはどのようになっているのでしょう?

    結構悲惨だと思います (^_^;)。 (先進国の中では ― 弱肉強食原理主
  義の米国はともかく ― 日本も結構悲惨です。)


ゆうか> 今日本では老人の在宅介護、有料老人ホーム、老人保健施設、デイ
ゆうか> ケアなどなどいろいろな施設や介護保険法などもありますよね。
ゆうか> (まだまだ良い状態とは言えないですが。)

    日本は酷いです。


ゆうか> アメリカやスウェーデン、ノルウェー、ドイツなどの老人福祉関係
ゆうか> は調べるのが簡単なのですが、ハンガリーのことになるとなかなか
ゆうか> わからないのです。
ゆうか> 何かご存知のこと等がございましたら教えてください。

    第二次世界大戦後、ハンガリーでも、特に都会は、三世代同居は珍しく
  なり、老人は独居するか、老人ホームに入れられました。老人ホームの状態
  は、社会主義時代には、多分、日本よりも酷かったかもしれません。病院も
  そうでしたが(無料なのは良かったのですが)看護婦等に、病人をいたわる
  気持ちが全く欠如していました。患者に罵詈雑言を浴びせるのは普通だった
  と思います。看護師等の賃金は激務なのに、非常に低かったということもあ
  ると思います。1980年代になると、(まだ社会主義時代ですが)政府は教会
  立の老人ホームの設置を積極的に後押しするようになりました。理由は、境
  界の施設だと看護婦の意識が使命感から非常に高かったからです。

    また、教会立の高校等も積極的に設立(復活)を認めるようになりまし
  た。実はハンガリーでは社会主義時代にも教会立の高校はたくさんあったの
  です。 社会主義では私立の学校は認められていないのですが、 教会立の学
  校は日本では私立学校ですが、ハンガリーでは公立学校の一種だったのです
  ね。日本では理解しにくいのですが、ヨーロッパにおいては教会は公権力な
  のです。ですから、僧侶は言わば“教会公務員”なわけです。ヨーロッパの
  社会は世俗的な権力と聖なる権力の二重統治を受けているのですね。ですか
  ら、教会立の高校も公立校として存続していたのです。多くはエリート進学
  校でした。特にパンノンハルマ修道院に設置されたピアリスト教育修道会立
  の高校が有名でした。

    現在では、教会立の老人ホームや病院が結構たくさんあります。


ゆうか> 彼に聞いたところ、老人施設はあるにはあるがあまり良い状態とは
ゆうか> 言えないとの事でした。それにハンガリーの国民の意識は老人の介
ゆうか> 護、福祉関係についてそこまで意識が無いような気がしたのです
ゆうか> が・・・。

    あまりいいとは言えません。しかし、同時に日本よりも進んでいる部分
  もあります。

    老人医療ではありませんが、 例えば自殺未遂の患者は、 日本では傷を
  治療して終わりですが(だから、 また 自殺を試みます)ハンガリーの場合
  は、 先日(2003年9月7日)NHKでも放映されていましたが(『− BSプ
  ライムタイム − 死の誘惑を断て 〜 ハンガリー・自殺未遂者の病棟』)、
  Kri'zis Intervencio's e's Pszichia'triai Oszta'ly (危機介入精神科)
  というのがあって、自殺未遂者が再度自殺を試みないようにケアをする部署
  があります。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 今日は比較級の文を作ってみました (2/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年10月13日(月)04時05分56秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> Mert Bence nagyon nagyon magasbb mint Americai.
ゆうか> と、書いてみました。

    まず、“nagyon nagyon”のような書き方は 、ハンガリー語では非常に
  “幼稚”に取られますので、避けましょう。ここは、多分、「アメリカ人よ
  りもずっと背が高いから」とおっしゃりたかったのでしょうね?

    まず、アメリカ人は“Ame:ricai”ではなく、 先頭を小文字にして、 c
  を k にして“ame:rikai”とします。 民族名は 英語では大文字で始めます
  が、ハンガリー語では小文字で始めます。「アメリカ人」は、この場合は一
  般的なアメリカ人を指しますから、定冠詞を付けて、複数形にしましょう。

    magasabb mint az ame:rikaiak

      または

    magasabb az ame:rikaiakna:l

  とします。


ゆうか> 彼が学校から選抜されて、ハリウッドで催されるカンファレンスに
ゆうか> 招待されたのでそのことについて書いてみました。

    そうすると、さっきの部分は、 やはり“Gratula'lok”がいいでしょう
  ね。


ゆうか> ただ語順や比較のbbがこれでよかったかな〜
ゆうか> と心配ですが・・・。どうでしょうか?

    上の説明の通りです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: 今日は比較級の文を作ってみました (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年10月13日(月)04時03分28秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 今日は比較級の文を作ってみました。(Eメールで彼の父親に送り
ゆうか> ました。)
ゆうか> E's Bence megy a konferencia kaliforniaban.

    ハンガリー語では、 できる限り、“e's”では文を始めないように努め
  ましょう。 小学校では「“E's”では文を始めない!」と厳しく教えられま
  す。(必ずしも使えないわけではないのですけれどもね。でも、できるだけ
  回避するように努力しましょう。)

    で、 “Bence me:gy a konfe:re:ncia”ですか? おやおや。ベンツェ
  君は「どこ“へ”」行くんでしょう?  「konfe:re:ncia“へ”」ですね! 
  まず、“konfe:re:ncia'ra”としましょう。

    “Kalifornia'ban”(in California) としてしまうと、ベンツェ君はす
  でにカリフォルニアに住んでいる(滞在している)ことになります。そして
  何かの会議があるので、そこにカリフォルニア“で”参加することになりま
  す。 “Kalifornia'ba”(to California) とすると、会議に参加するために
  カリフォルニアに行くことになります。


ゆうか> Olyan boldog vagyok.

    それに対して「私はとても幸せ!」というのは、ちょっとオーバーです
  ね。状況がわからないので、場合によってはそれでいい場合もありますけれ
  ども...。通常は“O:ru:lo:k neki”(それは嬉しい)とか“Gratula'lok”
  (おめでとう)等を使います。(日本語をそのままハンガリー語にしてしま
  うと ― それは英語でも同じですが ― 非常にオーバーになってしまうこと
  が多いので、外国語で文章を書くときには、できるだけ冷静に、抑制的に表
  現するようにしましょう!)


ゆうか> Csak aggodikek Bence oltony.

    “aggo'd/ik”というのは、“-ik 動詞”(イク動詞)という 種類の動
  詞です。本来は“中動態の自動詞”です。(動詞の態には「能動態」・「受
  動態」・「中動態」があります。 ハンガリー語の場合、“-ul/-u:l で終わ
  る動詞のほとんどは、 この中動態です。 -o'dik/-o"dik で終わる動詞もそ
  うですね。)この場合は単なる自動詞ですが。 普通は“aggo'dik 〜e'rt”
  (〜のことが心配です)のように使います。

    で、ハンガリー語の動詞は通常は3人称単数形は何も末尾に付ませんよ
  ね? しかし、 “-ik 動詞”だけは“-ik”が3人称単数の人称語尾なので
  す! ですから、 1人称単数の人称語尾は、動詞の末尾から“-ik”を取り
  除いた部分に付けます。つまり、“aggo'dok”となります。(ハンガリー語
  は母音調和がありますから、“aggo'de:k”とはなりえません。 ところがで
  すね、 問題はこれだけではないのです。 “-ik 動詞”の主体活用の単数形
  は活用形が通常の動詞とは違うのです! ここでは、“aggo'dom”となりま
  す!(対象活用は他の動詞と同じです。また複数形も同じになります。←本
  当はちょっと違うか...。ま、当面はそう覚えておいていいでしょう。)

    以下に“-ik 動詞”と他の動詞の活用形を例示します:

        非-ik 動詞            -ik 動詞
      adok    adom        iszom    iszom
      adsz    adod        iszol    iszod
      ad     adja        iszik    iszi
      adunk    adjuk        iszunk   isszuk
      adtok    adja'tok      isztok   issza'tok
      adnak    adja'k       isznak   issza'k

      vere:k   vere:m       e:sze:m   e:sze:m
      versz    vere:d       e:sze:l   e:sze:d
      ver     veri        e:szik   e:szi
      veru:nk   verju:k       e:szu:nk  e:sszu:k
      verte:k   verite:k      e:szte:k  e:szite:k
      vernek   verik        e:sznek   e:szik


    あと、“Bence oltony”の意味が不明です。ちょっと想像が付ません。
  何を言いたかったのでしょう?

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

Re: URLです!

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年10月13日(月)03時48分0秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 「ハンガリー文法表」のURLはこちらです↓
ゆうか> http://www.yudit.org/magyar/Contents-utf8.html

    なるほど! シナイ・ガーシュパールのサイトですね! 大使館のレセプ
  ションではよく顔を合わせます。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

URLです!

 投稿者:ゆうか  投稿日:2003年10月12日(日)19時42分9秒
返信・引用
  こんにちは。
「ハンガリー文法表」のURLはこちらです↓
http://www.yudit.org/magyar/Contents-utf8.html
今日は比較級の文を作ってみました。(Eメールで彼の父親に送りました。)
E's Bence megy a konferencia kaliforniaban. Olyan boldog vagyok.
Csak aggodikek Bence oltony. Mert Bence nagyon nagyon magasbb mint Americai.
と、書いてみました。
彼が学校から選抜されて、ハリウッドで催されるカンファレンスに招待されたので
そのことについて書いてみました。ただ語順や比較のbbがこれでよかったかな〜
と心配ですが・・・。どうでしょうか?

一つハンガリーの国の事でふと思ったのですが、ハンガリーの老人福祉の状態というのは
どのようになっているのでしょう?
今日本では老人の在宅介護、有料老人ホーム、老人保健施設、デイケアなどなどいろいろな施設や介護保険法などもありますよね。(まだまだ良い状態とは言えないですが。)
アメリカやスウェーデン、ノルウェー、ドイツなどの老人福祉関係は
調べるのが簡単なのですが、ハンガリーのことになるとなかなかわからないのです。
何かご存知のこと等がございましたら教えてください。
彼に聞いたところ、老人施設はあるにはあるがあまり良い状態とは言えないとの事でした。それにハンガリーの国民の意識は老人の介護、福祉関係についてそこまで意識が
無いような気がしたのですが・・・。
それでは、また書き込みします。
 

Re: (無題)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年10月 2日(木)21時03分0秒
返信・引用
 
 >ゆうかさん

    自己紹介、 ありがとうございます。 (投稿には必ずタイトルを付けま
  しょうね。)


ゆうか> 私のハンガリー語勉強方法はインターネットのMagyar information
ゆうか> というサイトと

    <http://www.hungarian-language.com/> ですね。 最近は色々あります
  ねぇ。


ゆうか> ハンガリー語の文法表、というサイト、

    これはどこにありますか? 見つかりませんでした。


ゆうか> あとはハンガリー語エクスプレス(早稲田みか著)を使っていま
ゆうか> す。
ゆうか> さいきんは彼のお母さんからもメールが来るようになりました。
ゆうか> "Orulok hogy kedveled a kepet. En ia szeretem. Egy angyal
ゆうか> van rajta. Te is angyal vagy?" このようなメールが来ました。
ゆうか> 「嬉しいです、あなたが絵を気に入ってくれて。 私はあの絵が好
ゆうか> きです。絵の中には天使がいます。あなたも天使ですか?」という
ゆうか> 風に解釈したのですが・・・・・・。

    それで結構です。


ゆうか> En ia szeretem のia とszeretがどうしてszeretem に変化したの
ゆうか> だろうと思っています。 En がつくから最後はszeretek?
ゆうか> szeretok????? そしてiaって????!ちょっと頭がこんがらがっ
ゆうか> てしまいました・・・・。
ゆうか> 説明をお願いいたします。

    “E'n ia”ではなく、“E'n is”です。「私も」ですね。ハンガリー語
  では、母音の長短は重要ですから、この掲示板にハンガリー語を引用する時
  には、a' とか、o:、o" のように表記するようにしてください。

    ハンガリー語の動詞には目的語が限定されているかどうかによって2種
  類の活用形があります。目的語を持たない自動詞や、目的語が限定されてい
  ない不特定の場合 (valamit valakit egy ke'pe:t 等) と、目的語が1人
  称と2人称の場合には「主体活用」(alanyi ragoza's) を、目的語が限定さ
  れている場合 (azt o"t a ke'pe:t 等)の場合には対象活用 (ta'rgyas
  ragoza's) になります。

    「主体活用」・「対象活用」という用語は、戦前のハンガリー語紹介の
  大先達である今岡 十一郎先 生の用語です。今岡先生が初めてハンガリー語
  の教科書を執筆されました。 後になり、 「不定活用」・「定活用」(「特
  定活用」、「限定活用」等とも)等の用語も考 案されましたが、 いずれも
  (「主体活用」・「対象活用」も含め)完璧ではなく、問題があるので、な
  らば、最初の命名者に敬意を表すべきだろうと考えて、現在では最初の用語
  を使うことにしています。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

(無題)

 投稿者:ゆうか  投稿日:2003年10月 1日(水)20時25分11秒
返信・引用
  返信ありがとうございました。
私は22歳でもう学校も卒業しました。
都内在住です。
私のハンガリー語勉強方法はインターネットのMagyar informationというサイトと
ハンガリー語の文法表、というサイト、あとはハンガリー語エクスプレス(早稲田みか著)を使っています。
さいきんは彼のお母さんからもメールが来るようになりました。
"Orulok hogy kedveled a kepet. En ia szeretem. Egy angyal van rajta. Te is angyal vagy?" このようなメールが来ました。
「嬉しいです、あなたが絵を気に入ってくれて。 私はあの絵が好きです。絵の中には天使がいます。あなたも天使ですか?」という風に解釈したのですが・・・・・・。
En ia szeretem のia とszeretがどうしてszeretem に変化したのだろうと思っています。 En がつくから最後はszeretek? szeretok????? そしてiaって????!ちょっと頭がこんがらがってしまいました・・・・。
説明をお願いいたします。
 

Re: ありがとうございます!!! (2/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月23日(火)19時19分49秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 彼と知り合う前は、ハンガリーのことに興味を示す事は全然ありま
ゆうか> せんでした。
ゆうか>
ゆうか> でも調べてみるとすごく興味深いですね!まず最初に驚いたのが姓
ゆうか> 名の順番です。

 そのことについては、この掲示板でも説明してあります。掲示板の過去ログ http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/Pages/Japanese_Pages/Hungary/magyar_nyelv_kerdesek.html をご覧ください。


ゆうか> あと、以前彼から「名前の日」というものがあることも聞きまし
ゆうか> た。名前の日って、もっと詳しく調べてみたいな〜って思ってま
ゆうか> す。

 ハンガリー語では「ネーヴナプ」(ne'vnap) と言います。これはハンガリー独自の習慣ではなく、キリスト教国の場合は一般的です。例えば、日本では“ヴァレンタインデー”として知られている日は聖ヴァレンチヌスの日だからそう呼ばれるのです。(ヴァレンチヌスはハンガリー語ではバーリント [Ba'lint] です。)ですから、日本の業者がそのひと月後に、今度は男性が女性にお返しをする日として勝手に決めた日を「ホワイトデー」と名付けましたが、これは西洋の習慣を知らないために間違って付けたものです。この日は聖マチルダ (Matild) の日ですから、「マチルダデー」とでもしなければいけなかったのです。大晦日 (szilveszter) は聖シルヴェステルの日です。ハンガリーでは聖メダルドゥスの日(6月8日)は「入梅」の日です。「梅雨」全体もメダルドゥス (meda'rd) と言います。

 “名前の日”は正式には「霊名の祝日」と言います。(霊名とは俗に言う“クリスチャン・ネーム”のことです。)ただし、座りが悪いので、僕自身は「祝名日」と言う呼称を考案しています。(広めてください (^^)!)


ゆうか> ハンガリーの騎馬民族の衣装はどことなく、着物のようですね。2
ゆうか> 〜3冊ほど彼からハンガリーについての本をもらいましたが、茅葺
ゆうか> 屋根のような家や騎馬の衣装などがとても印象に残っています。

 ハンガリーの井戸も日本のものによく似ていますよ。お墓の墓標も木で彫ったものは「コプャファ」(kopjafa) と言いますが、日本の卒塔婆みたいです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re: ありがとうございます!!! (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月23日(火)19時18分33秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 私にはハンガリー人の彼がいます。会話は全て英語なのですが、お
ゆうか> 互いの言語を学びたいという気持ちがわいて、共に日本語とハンガ
ゆうか> リー語を勉強している最中です。

 異民族同士の恋愛や結婚の場合には、最初は英語や何かの仲介言語でも何とかなるものなのですが(特に最初の段階では言葉は要りませんね)、やがて、必ず互いの母語を習得する必要があると考えています。どちらか一方がどちらかの言語をマスターするだけでは不十分です。言葉が完璧に伝わらないというのは、精神的に非常に大きな負担になります。特に心のひだの微妙なニュアンスが相手に伝わらないと、孤独感と失望感から気持ちも冷めてしまうものです。特に国際結婚の場合は、少なくともどちらか一方は異郷の地に居住することになるわけです(2人とも第三国に移住するということもありえますが)。この孤独感は非常に大きなものになります。この時に、異境に移住した方が唯一頼れるのが自分の配偶者です。しかし、彼(女)は異民族...。その時に、言葉が上手に伝わらないと2人の関係は必ず壊れてしまいます。(言葉の通じる同じ民族同士でも気持ちは冷めるものですから...。それにハンガリーの離婚率は世界一ですしね。自殺率も世界一です...。)ですから、異民族と付き合うのであれば、お互いに、相手の言葉で夢が見られたり、夫婦喧嘩ができる程のレベルまで相手の言語を習得しておく必要があります。頑張ってください!


ゆうか> 最初はお互いの会話ばかりだったし、親を交えることもなかったの
ゆうか> で、いつかはお互いの言葉を勉強していこうね、という感じだった
ゆうか> のですが、お互いの親から公認になってからは急に一緒に勉強し始
ゆうか> めました。

 どこで知り合ったのですか?


ゆうか> それに、彼が日本に遊びに来た時にいくつかすぐに日本語を覚えて
ゆうか> しまったので

 日本人にとってハンガリー語が簡単であるように、ハンガリー人にとっても日本語は非常にやさしいですからね!


ゆうか> その時に「このままじゃいけない・・・私もハンガリー語勉強しな
ゆうか> きゃ。負けてられん・・」と思って少しずつ勉強する事にしまし
ゆうか> た。

 その通りです! 失礼ですが、ゆうかさんはおいくつですか? また、どこら辺にお住まいでしょうか?

 高校生であれば(そりゃ、いくらなんでもちと若すぎますね!)、大学でハンガリー語を学ぶこともできます。関西ならば大阪外大に非常に充実したコースがあります。関東ならば、東京外大で岩崎悦子さんがハンガリー語の非常勤講師をしてますし、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科にもハンガリー語の授業はあります。ただし、どちらもコマ数は多くありません。

 すでに大学を終えられているのであれば、日本ハンガリー友好協会でやはり岩崎さんがハンガリー語の講習会を開催しておられます。

 しかし、やはり一番効率がいいのは、ハンガリーのブダペストにあるバラッシ・バーリント学院のような所で1年間みっちり勉強することでしょう。力が付きます。また、ベーニ君(ベネデクですか、ベンニャーミンですか?)も日本の語学校に通った方がいいと思います。よく「結婚したら、別に学校へなど行かずとも、自然に覚えるよ」と言われますが、やはりきちんと勉強してないとちゃんとした言葉は話せるようになりません。

 日本人と結婚して日本に居住している多くの白人は、日本では文盲のまま一生を過ごします。これはやはりまずい...。


ゆうか> 私が今使っている辞書はhttp://dict.sztaki.hu/english-
ゆうか> hungarian です。
ゆうか> 彼に教えてもらいました。

 まあ、ネット辞書は手軽で便利ですが、やはりちゃんとした辞書を手に入れましょうね!(残念ながら洪和辞典は存在しません。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ありがとうございます!!!

 投稿者:ゆうか  投稿日:2003年 9月22日(月)20時01分51秒
返信・引用
  しい坊様。
丁寧なご説明ありがとうございました。
これから彼のお父さんに返事を書いて見ます!また(きっとすぐに・・?)質問するかと思いますがその時は宜しくお願いいたします。
それと、紹介が遅れました。すいません。
私にはハンガリー人の彼がいます。会話は全て英語なのですが、お互いの言語を学びたいという気持ちがわいて、共に日本語とハンガリー語を勉強している最中です。
最初はお互いの会話ばかりだったし、親を交えることもなかったので、いつかはお互いの言葉を勉強していこうね、という感じだったのですが、お互いの親から公認になってからは急に一緒に勉強し始めました。それに、彼が日本に遊びに来た時にいくつかすぐに日本語を覚えてしまったのでその時に「このままじゃいけない・・・私もハンガリー語勉強しなきゃ。負けてられん・・」と思って少しずつ勉強する事にしました。
私が今使っている辞書はhttp://dict.sztaki.hu/english-hungarian です。
彼に教えてもらいました。
彼と知り合う前は、ハンガリーのことに興味を示す事は全然ありませんでした。
でも調べてみるとすごく興味深いですね!まず最初に驚いたのが姓名の順番です。
あと、以前彼から「名前の日」というものがあることも聞きました。名前の日って、もっと詳しく調べてみたいな〜って思ってます。
ハンガリーの騎馬民族の衣装はどことなく、着物のようですね。2〜3冊ほど彼からハンガリーについての本をもらいましたが、茅葺屋根のような家や騎馬の衣装などがとても印象に残っています。

しい坊さんに西洋の価値観まで教えてもらえてとてもありがたいです。
ではこれからお父さんにメールを書きます!!!
今後ともよろしくお願いいたします。

 

Re^2: ハンガリー語初心者より(3/3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月22日(月)01時26分12秒
返信・引用
   >ゆうかさん

しい坊> 日本語の一部の方言では この 2種類の 「が」を発音上区
しい坊> 別しませんが、標準語では区別して発音しわけます。

すみません。これもうっかりミス。「標準語」ではなく「共通語」でした。日本語には「標準語」というものは存在しません。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re^2: ハンガリー語初心者より(1/3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月22日(月)01時23分50秒
返信・引用
  しい坊> 「風」sze'l は /p. SA:LA/、「端」sze'l は /p. SA::L/
しい坊> のように表記されます。

 すみません。うっかりミスです。

 「端」sze'l は /p. SE::L/ でした m(._.)m。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: ハンガリー語初心者より(3/3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月22日(月)01時05分9秒
返信・引用
  ゆうか> まだ文法の使い方も全くわかりません。
ゆうか> 2週間たちましたが、少し勉強法を考えてみる必要がある気がしま
ゆうか> した。
ゆうか> 何か「こういう風にやったらよかった!」とかありましたら教えて
ゆうか> ください!

    語学ばかりは、王道はありません。一番大事なのは、酷なようですが、
  “才能”と“柔軟な発想”と“努力”です。“asztal”/v. ASTAL/=「机」
  のように日本語と一対一で対応させて暗記する学習方法はよくありません。
  外国に何十年住んでいても、残念ながら多くの日本人はその国の言葉がいつ
  まで経っても上手になりません。それは、外国語の単語をその言語で理解せ
  ず、日本語に訳して覚えているからです。どの言語のどの言葉(単語)も日
  本語の単語と完全に一致する意味の単語は1つも存在しません。ですから、
  ハンガリー語の単語はハンガリー語で定義を覚える必要があります。できる
  だけ早い内にハンガリー語の国語辞典 (e'rtelmezo" szo'ta'r) を使うよう
  に心がけましょう!

    なお、ハンガリー語で e で表記される母音には、実は下段の a と母音
  調和でペアを組む「広いe」[ε] と、 中段の母音の o や o: とペアを組
  む「狭いe」[e] の2種類があります。ハンガリー語の印刷物などではこの
  2つの e は表記上区別されていませんが、 厳密には発音も違います。そこ
  でハンガリー語で2つの e を区別して 表記する時には「狭いe」をウムラ
  ウトを付けて e: のように 表記します(本当は 母音の 上に「¨」を 載せ
  る)。ちょうど日本語で鼻濁音の「が」(「私“が”」や「マン“ガ”」の
  「が」です)を 日本語のアクセント辞典や 方言表記で「か゜」と表記する
  方法と同じだと 思ってください。 (「“ガ”イジン」や「“ガ”ラス」の
  「が」は鼻濁音では ありません。 日本語の一部の方言では この 2種類の
  「が」を発音上区別しませんが、標準語では区別して発音しわけます。)ハ
  ンガリーでも ブダペストの住民の多くは この2つの e を 区別できません
  が、ハンガリー人の過半数は区別してます。日本人もこの区別を覚えると、
  ハンガリー語の文法が非常にわかりやすくなります。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: ハンガリー語初心者より(2/3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月22日(月)01時03分39秒
返信・引用
  ゆうか> でも日本の文化だと身長は聞いても体重って聞かないですよね?

    正確には“日本の文化”ではなく、日本で「西洋では女性に年齢や体重
  のことを聞くものではない」という西洋のマナーが紹介され、日本で広まっ
  たものだと思います。しかし、それはあくまでも“建前”であって、現実に
  は西洋では女性によく年齢や、体重のことを尋ねます。また、他人に収入の
  ことも尋ねたります。日本では、本来は日本の価値観ではないので、逆にそ
  れが絶対視されて、日本の多くの女性は絶対に答えませんが、西洋では尋ね
  られれば女性は平気で答える場合が多いのです。自分がしっかりあれば(自
  我が確立してれば)そういうことは恥じることではありませんから。階級社
  会の西洋では、もちろん、国によっても多少の傾向の差がありますが、おお
  むね、知識階級の女性はこういう質問には無頓着ですが、小市民階級の女性
  は気にします。


    あと、2人の親しさにもよります。ゆうかさんの場合は“息子の恋人”
  ということなのでしょうから、 彼氏のお父さんにとっては、 ゆうかさんは
  “義理の娘”のようなものです。親が自分の子どもに体重のことを聞いても
  不思議はないでしょう。まあ、お父さんの場合は、「ゆうかは、ちっちゃい
  なぁ。きっと軽いんだろうなぁ。どの位なんだろう?」位の軽い気持ちで尋
  ねたのだと思います。

    もちろん、素直に答えた方がいいと思います。もしも「レディーにそん
  なことを尋ねるもんではありませんよ」なんて回答すれば、ハンガリー人は
  その相手を不誠実なブリッ子だと判断します。多くのハンガリー人が最も軽
  蔑するタイプの人間だということになってしまいます。(ついでに言えば、
  濃い化粧、特にファウンデーション、フリルの付いた女の子っぽい服装、ピ
  ンクの色、金色の装身具も軽蔑の対象となりますのでご注意あれ。)



ゆうか> それともうひとつ、Sok kerdest tettem fel ezeket mgerted
ゆうか> vagy Beni segit forditani? です。後方の、Beniが訳すのを
ゆうか> 手伝ってるの?というのは理解できたのですが、前方がほとんどわ
ゆうか> かりません。Sok はたくさん、tettemは「した」、felは半分。

    「半分」は“fe:l”/p. FEL/ ではありません、“fe'l”/p. FA:LA/ で
  すね。 “fe:l”は「接動詞」という副詞の一種の品詞です。 英語の“up”
  に当たります。 独立した単語なのですが(だから 母音調和には参加しませ
  ん)、 動詞の直前に立つ時には、 あたかも接頭辞であるかのように動詞と
  くっつけて一語のように書きます。直前に立たないとき(動詞の後に来り、
  動詞の前方に来るが、動詞との間に別の単語が挟まるとき)には別の単語と
  して表記します。(ハンガリー語の語順の解釈上は、動詞の直前に立ち、一
  語のように表記されていても、完全に2つの単語として解釈する必要があり
  ます。)で、“fe:l/te:sz”という形で辞書には登録されています。(「接
  動詞」は一部の日本語の文法書では「動詞接頭辞」と呼ばれていますが、こ
  れは独立した単語であって、接頭“辞”ではありません。また、ハンガリー
  語のこのような単語の振る舞いをドイツ語の文法に倣って「分離動詞」と呼
  ぶ人もいますが、厳密には動詞が分離しているわけではありません。あくま
  でも副詞と動詞の2つの単語です。)

    で、“Sok ke'rde'st te:ttem fe:l”は「(私は)たくさんの質問をし
  ました」という意味になります。


ゆうか> メールを訳すのだけで何時間もかけていて、毎日一通メールを出す
ゆうか> ようにしています。

    いいハンガリー語の実践になると思います (^^)。頑張ってください!


ゆうか> しかし、今回はあまりに意味がとれなかったので思い切って質問し
ゆうか> てみました。

    すぐご返事できるとは限りませんが、 ご遠慮なく 質問してください。
  (できれば、ゆうかさんがどういう方なのか、多少、自己紹介もしてくださ
  ると嬉しいです。相手のイメージがわいた方が、こちらも回答しやすいです
  から。?

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/〜hukaya_s/

 

Re: ハンガリー語初心者より(1/3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月22日(月)00時53分8秒
返信・引用
   >ゆうかさん

ゆうか> 今、ハンガリー人の彼のお父さんとメール交換しています。
ゆうか> [...]
ゆうか> A magyar gyumolcs nagyon izletes talan a klima as oka de
ゆうか> finomabb mint mas orszagokban. この文です。最初の部分はハン
ゆうか> ガリーの果物はとてもおいしいくて、それは気候のおかげでしょ
ゆうか> う、(こんな感じですよね?)

    そんな感じです (^^)。


ゆうか> そのあとの、「でも、」のあとからがわからないのです。mintは
ゆうか> 「好き」、

    “mint”が「好き」という意味はどこで見つけたのでしょう!? ああ、
  もしかして、洪英辞典に“mint”の意味として“as like”のように書いて
  あったのでしょうか? この場合の“like”は“as”と同じ意味の“like”
  です。“mint 〜で「〜のように」という意味になります。 ただし、この文
  では、 英語の“than”の意味です。 つまり、“〜[形容詞の比較級]mint
  ○○”で「○○よりも(より)〜」となります。辞書を引く時には、一番最
  初に出てくる訳語だけを見るのではなく、 面倒くさくても 、全部をチェッ
  クします。また、“as like”のように複数の訳語が並んでいる時には、こ
  の2つは全く別の意味ではなく、ほぼ同じ意味だと考えて下さい。つまり、
  “like”とあっても、「好き」の意味ではなく、“as”と置き換えられるよ
  うな意味だということです。

    形容詞の比較級は、-(a)bb(a)/-(e)bb(b) です。 (a) とか (e) は「潜
  在巻末母音」と言います。 ハンガリー語の比較級は形態音素的には /-BBA/
  と表記できます。(この表記法はターロシュ表記と言います。ハンガリーの
  言語学者のターロシュ・エンドレの考案した方法です。ターロシュ表記では
  「橋」hi'd は /v. HI::DA/、 「塩」so' は /v. S^AWA/、「林檎」alma は
  /v. ALMA:/、 「手」ke'z は /p. KA:ZA/、 「家」ha'z は /v. HA::ZA/、
  「椅子」sze'k は /p. SE::K/、 「風」sze'l は /p. SA:LA/、「端」sze'l
  は /p. SA::L/ のように表記されます。)「潜在幹末母音」とは、通常はそ
  の母音は表に現れないが、後に何か接尾辞が付くと顕在化するような母音の
  ことを言います。おそらく古代ハンガリー語ではちゃんと発音されていたの
  ではないかと思われます。 多くの形容詞は /A/ を潜在幹末母音として持っ
  ています。 これは、 ハンガリー語には 母音調和が ありますから、 前舌
  (palata'lis) 母音系の単語では /p. A/ となり、e(「広いe」)として実
  現します。 後舌 (vela'ris) 母音系の単語では /v.A/ となり、a として実
  現します。 比較級の派生辞である“-bb”も /-BBA/ と表記されますが、末
  尾の /A/ は後に何も付かないときには実現しません。 前舌母音の単語では
  ke'k「青い」/p. KE::KA/(語末の A は実現しないので、 /KE::KA/ は、前
  舌母音の単語では /p. KE::KA/ で ke'k として実現します )の比較級は /
  p. KE::KA-BBA/ となり、“ke'kebb”(より青い)として実現します。これ
  の対格(目的語)形は、対格語尾 /-T/ が付くので、/p. KE::KA-BBA-T/ と
  なり、“ke'kebbet”(より青いのを)として実現します。

    ちょっと脱線しました (^^;)。


ゆうか> mas は「他には」ですよね。

    「他の」です。


ゆうか> finomabb とorszagokbanこのorszagokとbanを切り離して辞書で調
ゆうか> べたのですが出てきません。

    -ban/-ben(ターロシュ表記では /-BAN/)は英語の“in”(〜の中で)
  ですね。残りは“orsza'gok”です。これも後ろの方から切って行きます。

    orsza'g/ok と切れます。-ok/-e:k/-o:k(ターロシュ表記では /-KA/)
  は、 より正確には -(o)k(a)/-(e:)k(e)/-(o:)k(e) で 、複数の接尾辞です
  (英語の“-s”)。

    orsza'g /v. ORSA::G/ は「国」(くに)です(「国家」は a'llam /v.
  A::LAM/ です)。つまり「(ハンガリーの果物は)他の国(の果物)よりも
  美味しいです」となります。


ゆうか> それと、Milyen magas vagy? Hany kilo vagy?ときかれました。こ
ゆうか> れは身長と体重を聞いているんですよね。

    その通りです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/

 

ハンガリー語初心者より

 投稿者:ゆうか  投稿日:2003年 9月21日(日)18時28分39秒
返信・引用
  ハンガリー語はつい2週間前から勉強し始めました。
今、ハンガリー人の彼のお父さんとメール交換しています。簡単な挨拶やとても簡単な自己紹介、あとは辞書を引けばある程度は理解できるのですが、辞書を引いてもよくわからなかった部分があります。
A magyar gyumolcs nagyon izletes talan a klima as oka de finomabb mint mas orszagokban. この文です。最初の部分はハンガリーの果物はとてもおいしいくて、それは気候のおかげでしょう、(こんな感じですよね?)そのあとの、「でも、」のあとからがわからないのです。mintは「好き」、mas は「他には」ですよね。finomabb とorszagokbanこのorszagokとbanを切り離して辞書で調べたのですが出てきません。
きっと他に好きな果物の話をしてくれているのかなぁと思うのですが・・・。
それと、Milyen magas vagy? Hany kilo vagy?ときかれました。これは身長と体重を聞いているんですよね。でも日本の文化だと身長は聞いても体重って聞かないですよね?
少しびっくりしました。
それともうひとつ、Sok kerdest tettem fel ezeket mgerted vagy Beni segit forditani? です。後方の、Beniが訳すのを手伝ってるの?というのは理解できたのですが、前方がほとんどわかりません。Sok はたくさん、tettemは「した」、felは半分。

メールを訳すのだけで何時間もかけていて、毎日一通メールを出すようにしています。
しかし、今回はあまりに意味がとれなかったので思い切って質問してみました。
まだ文法の使い方も全くわかりません。
2週間たちましたが、少し勉強法を考えてみる必要がある気がしました。
何か「こういう風にやったらよかった!」とかありましたら教えてください!
宜しくお願いいたします。
 

ご教示いただき,ありがとうございました

 投稿者:消印所沢  投稿日:2003年 9月15日(月)00時21分7秒
返信・引用
   ご教示いただき,ありがとうございました.

 引用した文は,Ne'meth La'szlo'の"Csele'dek"です.
 遅々としてなかなか教科書が先に進みません.困ったもんです.

http://www2.big.or.jp/~i-holic/kesiin-tokorozawa/

 

Re: ハンガリー語の語学学校

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月 7日(日)23時18分50秒
返信・引用
   >Cica-mica さん

Cica-mica> はじめまして。こちらでは語学の質問しか出来ないようでした
Cica-mica> ら削除して頂きたいのですが、

    やれやれ、確信犯ですなぁ...。 別に削除はいたしませんが、できる限
  り、掲示板の趣旨を“尊重”していただきたいと思います。ハンガリーでの
  ハンガリー語の学習等については、現地在住の日本人の方々のホームページ
  等でも詳しいと思います。やはり、現地に住んでいる方がこういう情報は強
  いですからね。


Cica-mica> 再来年を目標にハンガリーへハンガリー語を勉強しに行きたい
Cica-mica> のです。

    再来年のハンガリーの状況になるとさらにわかりませんね...。


Cica-mica> ブダペスト滞在予定でネットでいろいろと語学学校を探してい
Cica-mica> るのですが、どこかお勧めの学校等、何か語学学校に関する情
Cica-mica> 報がありましたらお教えください。

    ハンガリー語は、日本語と同じで、かつて広大な植民地を抱えることも
  なく(日本の場合は期間が短すぎた?)自言語を客観視することができてい
  ないために、はっきり言って外国人に対するハンガリー語(日本語)教授法
  は確立していないと思います。特に文法がハンガリー語に酷似している日本
  語を母語とする人間に対する教授法はきちんとしたものが存在しません。

    とは言え、現地でハンガリー語を勉強するのであれば、やはり、(例え
  不満足ではあっても)きちんとした語学校に通った方がはるかにいいでしょ
  う。一番お勧めできないのは“個人教授”です。これは非常に効率が悪い。
  語学校で言えば、 週数回の講習会的な語学校もお勧めできません。 やはり
  終日数時間の授業が平日全ての日に開講されている通常の語学校がお勧めで
  す。

    責任は全く取れませんが、 かつて僕が通った、 ハンガリーの5年制大
  学に留学する国費留学生は全員が入学前に1年間通った短大扱いの国際予備
  学院 (Nemzetko:zi Elo"ke'szi'to" Intezet) の継承学校法人であるバラッ
  シ・バーリント学院 (Balassi Ba'lint Inte'zet) が一番よろしいのではな
  いでしょうか?

    http://www.bbi.hu/


    カリキュラムも一番充実していると思います。 短期であれば、 デブレ
  ツェン大学の夏期大学のハンガリー語講座もありますし、最近ではブダペス
  トのエトヴェシュ・ロラーンド大学にも外国人向けの講座があるようです。

    なお、この掲示板でのご発言の際には、ぜひ、以下のサイトを先にお読
  み下さい。

    <http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/Pages/Japanese_Pages/Hungary/magyar_nyelv_kerdesek.html>

    ハンガリーに行かれてからでも、ハンガリー語の文法に関するご質問が
  あれば、ご遠慮なくこの掲示板をご利用ください。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ハンガリー語の語学学校

 投稿者:Cica-mica  投稿日:2003年 9月 7日(日)22時29分16秒
返信・引用
  はじめまして。こちらでは語学の質問しか出来ないようでしたら削除して頂きたいのですが、再来年を目標にハンガリーへハンガリー語を勉強しに行きたいのです。
ブダペスト滞在予定でネットでいろいろと語学学校を探しているのですが、どこかお勧めの学校等、何か語学学校に関する情報がありましたらお教えください。
ちなみに今個人的に使っているテキストはTeach yourselfという英語で書かれているハンガリー語のテキストです。
 

Re: 低レベルな質問で恐縮ですが

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 9月 6日(土)22時21分46秒
返信・引用
  >消印所沢さん

消印所沢>  さっそくですが,どうしても調べがつかない接尾辞があります
消印所沢> ので,ご教授願います.
消印所沢>
消印所沢>  以下の文章の karikari'tsa という単語の接尾辞です.
消印所沢>
消印所沢> Az o:regasszony me'g ott go:rnyedezett az a'gy sze'le'n.
消印所沢> Boris elvette elo::le az asztalt s hozza'fogott hogy
消印所沢> kitakari'tsa.

    ki/takari't/sa ですね。これは、kitakari't という動詞の命令法3人
  称単数の対象活用です。通常は、「命令法3人称単数の対象活用」の活用語
  尾は -ja/-je となります。 しかし、直前の動詞の語幹が -t で終わってい
  る時には、j が s に変わるのです。

    この文章...どこかで読んだことのあるような...。何でしたっけ?

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

低レベルな質問で恐縮ですが

 投稿者:消印所沢  投稿日:2003年 9月 6日(土)21時56分15秒
返信・引用
   お久しぶりです.
 さっそくですが,どうしても調べがつかない接尾辞がありますので,ご教授願います.

 以下の文章の karikari'tsa という単語の接尾辞です.

Az o:regasszony me'g ott go:rnyedezett az a'gy sze'le'n. Boris elvette elo::le az asztalt s hozza'fogott hogy kitakari'tsa.

 それでは,宜しく御願いいたします.

 

http://yomi.kakiko.com/mlt/faq/index.htm

 

Re: ありがとうございます (2/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月26日(火)23時54分19秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> ミフネトシロウのお礼にルーマニア出身の宗教学の大家ミル
四国男の日常> チャ・エリアーデの名前を挙げたら喜んでくれました。ハン
四国男の日常> ガリー人はプライドが高く、気難しい人が多いので、いい気
四国男の日常> 分転換になりました

ハンガリー人は、南ヨーロッパやバルカンから行くと、非常に冷たく、
都会的で個人主義的です。しかし、ドイツなどから行くと、逆に非常に素朴
で温かく感じられます。要するに、ヨーロッパ内の市民社会の成熟度に比例
しているのですね。また、トランシルヴァニアのハンガリー人は、抑圧され
ていますから、その憤懣は、外国人に自分らの悲惨な境遇を聞いてもらいた
いことなわけで、そういう民族問題に無頓着な日本人には不快感を与えてし
まいます。トランシルヴァニアのハンガリー人たちはルーマニア人に対して
明らかに優越感を持っていますから、日本人にはそれが人種差別主義に見え
てしまいます。本当のところは、抑圧されている状況で民族の存続を守るた
めには、プライドを持つしかないのですが。


四国男の日常> (といってもルーマニア語が全く分からないので理解できた
四国男の日常> ら理解できたでまた印象も変るのかもしれませんが)。

彼らが近くにハンガリー人がいるときにルーマニア語で話している内容
がわかれば、多分、印象も変わるでしょう。


四国男の日常> びっくりしたのは、ルーマニア語が分からない、と言ってい
四国男の日常> るのに、ずーっとコンパートメントで知り合ったルーマニア
四国男の日常> 人はルーマニア語で話し掛けてきました。

これは、庶民の場合は世界共通の現象ですね (^^)。


四国男の日常> ハンガリー語などのマイナーな言語の場合、日本では習得が
四国男の日常> 困難ですので現地で習得が1番かも知れません。ハンガリー
四国男の日常> 語が勉強できる場所は東京、大阪など限られていますので、
四国男の日常> 地方在住者の場合、東京に出るよりそのまま現地で習得した
四国男の日常> ほうが、経済的にも安上がりですしね。

ただし、 ハンガリーでもやはりきちんとした語学校に通わないと、 片
言ハンガリー語になってしまいます。 もっとも、 最近のハンガリー語の教
授法は、 現実の会話中心になっており、 “-ik 動詞”等もきちんと教えな
いようで...。 (普通のハンガリー人は 教養がある人ならば、 現在時制直
接法の“-ik 動詞”の 活用は できるようですが、 命令法や 条件法になる
と、 とたんに怪しくなってしまいます。 “szi'veske:dje'k!”と言わずに
“szi'veske:dje:n!”と言ったり、“azt mondano'k hogy...”と言う代わ
りに“azt mondana'nk hogy...”と言ったり...。)


四国男の日常> 英、仏、独語の場合、日本でもその気のなればかなりのレベ
四国男の日常> ルまで習得可能なので、最後の仕上げとして現地に行くとい
四国男の日常> う方法もあるかと思います。

これらのメジャーな言語は辞書や教科書が存在しますし、百年以上の教
授の歴史があり、日本人に教えるための教授法もある程度確立していること
も大きいと思います。それに、需要もそこそこにありますので、割と授業数
の多い語学講座の開講が可能です。残念ながらハンガリー語の場合はそのど
れも当てはまりません。


四国男の日常> ハンガリー語は名詞の性もありませんし、名詞の対格も、対
四国男の日常> 格語尾を語末につけるだけなので、ロシア語などのスラブ系
四国男の日常> 言語に見られる名刺の格変化に比べるとはるかに習得しやす
四国男の日常> いかもしれません。

ハンガリー語の難しさは “外国語なのに”日本語に 似過ぎている所で
しょう。日本人の“母外国語”は英語なので、全ての外国語の学習を英語に
当てはめて考えてしまいます。英語では“on the table”と言うのに、ハン
ガリー語では“the table on”(az asztal/on) と言うのが どうしても納得
できないというようなことが逆に障害になるようです。割り切って、「全部
日本語と同じでいいんだ (^^)!」と納得できると、 途端にやさしくなるの
ですが、普通の人にはなかなかこれが難しいようです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re: ありがとうございます (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月26日(火)23時53分5秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> [...] ハンガリー語の起源については、とてもためになるお
四国男の日常> 話、ありがとうございました。

他にも、ハンガリー人の起源はフン族であるというような間違いはなか
なか消すことができません...。(“ハンガリー”の起源は トルコ系の民族
名“オノグル”に由来します。同様に、フィンランドのフィンランド語名ス
オミも“湖の国”という意味だという主張もよく流布されていますが、こち
らも民間語源で正しくはありません。)


四国男の日常> 私の知人のハンガリー人達は余りにも語気を強めて「非ウラ
四国男の日常> ル説」を唱えるものですから気持ちが少しそちらのほうに傾
四国男の日常> いていたところです。私は言語学の知識を持ち合わせていな
四国男の日常> いので気をつけないとすぐ影響されそうです…。

僕もそういう人々との議論では消耗します。こちらがいくら言語学的な
根拠を挙げても、彼らには言語学的な論理はりかいできないし、頭ら信用し
ないからです。ある医師と議論した時には、最後は彼はこちらの言い分を納
得しましたが、最後に、「なるほど、私の誤解は、要するに、君ら医師でな
い者達が鍼灸の効果を信じてしまっているようなものだね」と言われてしま
いました...。それは違うだろうって...!

心理学にも似たような面があるのですが、言語学も、言葉は誰もが使っ
ているものなので、それぞれが発言権があると信じ込んでしまっている面が
あります。いや、発言権はあるのですが、言語の専門家のコンピタンスとい
うものを理解していない面があります。これはどんな専門分野の場合も同じ
ですが、専門家が何年も掛けて修得した知識やノウハウを専門外の人に一言
で説明することは不可能です。(そんなことが可能であるならば専門家など
要らないわけで...。)ハンガリー語に関する色々な議論でも、 そこに難し
さがあります。


四国男の日常> エルデーイ在住のルーマニア人もハンガリー語ができる人多
四国男の日常> いんですね。

多いとは思いますが、多数派ではないと思います。特に戦後はレガート
地域から大量のワラキア人やモルドヴァ人が植民されていますから、彼らは
ハンガリー語はできないでしょう。もっとも、セーケイ地方のように、ほぼ
100 % ハンガリー人だけの環境に植民されたルーマニア人たちは(適応力が
あるらしく)すぐハンガリー語を覚えてしまうようです。


四国男の日常> コロジュヴァールで、道を尋ねたら親切なルーマニア人の方
四国男の日常> が、目的地まで案内してくれました。「ハンガリー語を話し
四国男の日常> ますか?」と聞きましたが、「分かるけど英語で話しましょ
四国男の日常> う」ということでした。

やはり、それはルーマニア人に対しては失礼でしょう。ルーマニア人で
も知識層にはハンガリー人に同化したがる者がおりますが(結局、知識層の
グループに属したいと思ったらハンガリー人が多数派なので、ハンガリー語
を覚え、ハンガリー人たちと付き合わざるを得ないのです)、普通のルーマ
ニア人は、個人的に日本人が付き合う分には非常に温厚ですが、ハンガリー
人に対しては憎悪を抱いておりますからね。


四国男の日常> ルーマニア人、本当に気さくで人懐っこくて親しみが持てま
四国男の日常> した。

それは、あなたが日本人だったからです。ハンガリー人に対しては別の
顔を見せます。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ありがとうございます

 投稿者:四国男の日常  投稿日:2003年 8月19日(火)22時56分57秒
返信・引用
  しい坊 様

いろいろな質問等に親切に対応して頂いて誠にありがとうございます。特にハンガリー語の起源については、とてもためになるお話、ありがとうございました。私の知人のハンガリー人達は余りにも語気を強めて「非ウラル説」を唱えるものですから気持ちが少しそちらのほうに傾いていたところです。私は言語学の知識を持ち合わせていないので気をつけないとすぐ影響されそうです…。

エルデーイ在住のルーマニア人もハンガリー語ができる人多いんですね。コロジュヴァールで、道を尋ねたら親切なルーマニア人の方が、目的地まで案内してくれました。「ハンガリー語を話しますか?」と聞きましたが、「分かるけど英語で話しましょう」ということでした。

ルーマニア人、本当に気さくで人懐っこくて親しみが持てました。ミフネトシロウのお礼にルーマニア出身の宗教学の大家ミルチャ・エリアーデの名前を挙げたら喜んでくれました。ハンガリー人はプライドが高く、気難しい人が多いので、いい気分転換になりました(といってもルーマニア語が全く分からないので理解できたら理解できたでまた印象も変るのかもしれませんが)。びっくりしたのは、ルーマニア語が分からない、と言っているのに、ずーっとコンパートメントで知り合ったルーマニア人はルーマニア語で話し掛けてきました。私は話の内容を推測しながら英語で話していましたが、どこまで通じていたのやら…。以前、モスクワ空港のロビーで隣に座ったスペイン人のご婦人が、ずーとスペイン語で話し掛けてきたのを思いだしました。…ラテン系の人明るいですよね。

ホテルでパスポートの提示を求められ、手渡したところ、私の生年月日を指差して何かを言っているのです。もちろんルーマニア語だったので何が何だか分からず、何か私のパスポートに問題があるのかと思い、あせりましたが、どうやら自分の子供と同じ誕生日、ということを話していたみたいで…。ほのぼのしてました。

ハンガリー語などのマイナーな言語の場合、日本では習得が困難ですので現地で習得が1番かも知れません。ハンガリー語が勉強できる場所は東京、大阪など限られていますので、地方在住者の場合、東京に出るよりそのまま現地で習得したほうが、経済的にも安上がりですしね。英、仏、独語の場合、日本でもその気のなればかなりのレベルまで習得可能なので、最後の仕上げとして現地に行くという方法もあるかと思います。いずれにせよインプット以上のアウトプットはないので、語感をつかめるようになるまで、コツコツとするしかないようです。

ハンガリー語は名詞の性もありませんし、名詞の対格も、対格語尾を語末につけるだけなので、ロシア語などのスラブ系言語に見られる名刺の格変化に比べるとはるかに習得しやすいかもしれません。

 

Re: こんばんわ。(4)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月18日(月)02時05分24秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> 単身でエルデーイに旅行に行くといったら、殆どのハンガ
四国男の日常> リー人が物凄く真面目な顔をして「気をつけないとダメだ。
四国男の日常> 幸いエルデーイにはハンガリー人もたくさんいるから何かの
四国男の日常> 折は、ハンガリー語で助けを求めるんだ!」という主旨のこ
四国男の日常> とを言いました。個人的には旅行を楽しみにしていたので、
四国男の日常> 気が重くなってしまった記憶があります。

    当初は、僕も、気が重く、また、トランシルヴァニア出身のハンガリー
  人たちの民族主義には辟易して、何度も口論した程です。しかし、後で、少
  し考え方が変わりました。それは、決してハンガリー人側に一方的に肩入れ
  するというものではなく、単に、トランシルヴァニアの持っている文化的な
  意味を理解し、トランシルヴァニアで日々抑圧されているハンガリー人たち
  の気持ちを“理解”することができるようになったということです。(“理
  解する”ということは、彼らと考え方を同じにするということではありませ
  ん。)


四国男の日常> それでもルーマニア人は気さくで明るく、すごく親切だった
四国男の日常> ので楽しい思い出ができました。日本人と分かると「ミフネ
四国男の日常> トシロウ」の名を口にした人が数名いました。

    ルーマニア人は純朴で、温かいですよ。僕の友人達が、初めてトランシ
  ルヴァニアを訪問すると、 必ず、“Nu stiu ungureste”(ヌ・シュティ
  ウ・ウングレシュテ「ハンガリー語なんでわかんねえよ!」)というルーマ
  ニア語のフレーズを覚えて戻ってきたものです。ですから、僕も初めてトラ
  ンシルヴァニアに行く時にはだいぶ緊張しました。一応大学でルーマニア語
  の授業も取っていたのですが、 日常会話など できるはずもなく...。 かと
  言って、自分はトランシルヴァニアでルーマニア人にハンガリー語で話しか
  けることだけは止めようと固く心に誓っていました。

    しかし、実際にトランシルヴァニアに入ると、列車の中でもルーマニア
  人たちは人懐っこくルーマニア語で話しかけてきます。とりあえず、 僕は
  ルーマニア語で“Nu stiu roma^neste”(ヌ・シュティウ・ロムネシュテ
  「ルーマニア語できないんですよねぇ...」)と返事をすると、 ルーマニア
  人は、フランス語で「パル・レ・フレンセーズ?」と尋ねてきます。で、僕
  は「ノン」と言って、しょうがないから“Do you speak English?”と尋ね
  ると、相手は「エングレズ...。ヌ...」と答えた後で、だいたいお決まりの
  ドイツ語で「シュプラッヒェン・ズィー・ドイッチ?」と尋ねてきます。こ
  ちらはドイツ語はできないので、「ナイン...」と答え、しかたなく、 どう
  せダメだろうと思いながら“C^u vi parolas esperante?”(チュ・ヴィ・
  パローラス・エスペランテ?「エスペラント語はできますか?」)と尋ねる
  わけですが、当然、これもダメ。(コロジュヴァールではエスペラント語の
  できるルーマニア人たちとも遭遇しましたけどね。)手詰まりで、お互いに
  顔を見合わせて、 肩を持ち上げます。 そこで、 僕が“Ha't akkor marad
  csak a magyar...”(じゃあ、 後はハンガリー語だけですねぇ...)と済ま
  なさそうに言うと、ルーマニア人たちは、パッと顔を明るくして、途端にハ
  ンガリー語で色々質問してきました。これは、ほとんどどの状況でも同じこ
  との繰り返しでした。彼らは日本人である僕がどうしてハンガリー語ができ
  るのか、非常に興味を持ちました。しかし、僕とは喜んでハンガリー語で会
  話をしてくれたのです。多くのハンガリー人たちが、「ふん。本当はルーマ
  ニア人たちはハンガリー語がわかるくせに、できないフリをしてるだけなん
  だよ」と言うのをよく聞いていましたが、う〜む、やっぱり、本当はできる
  のかと、妙に納得しました。日本人とハンガリー語で会話するのは抵抗がな
  いんでしょうね。 ...と言うわけで、僕自身はルーマニア人と嫌な思いでは
  あまりありません。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re: こんばんわ。(3)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月18日(月)02時03分0秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> ホテルやレストラン、駅などでは、ハンガリー語は全く通じ
四国男の日常> ませんでした。

    トリアノン条約以前には、都市にはルーマニア人居住者はほとんど皆無
  でした。トリアノン条約以降、ルーマニア人の都市への植民が始まりました
  が、僕が初めてコロジュヴァールを訪れた 1973年頃は、 コロジュヴァール
  の人口は約 10万強で、 ルーマニア人とハンガリー人の人口比は 6:4 程
  度でした。その後ルーマニア政府は都市基盤が人口増加に耐えられないと、
  コロジュヴァールを移住禁止都市に指定して、外部から転入することを禁じ
  られました。しかし、不思議なことに、1970年代末には、コロジュヴァール
  の人口は 20万以上に脹れ上がり、 ハンガリー人の人口は変わらなかったの
  で、相対的にハンガリー人の比率が減ってしまっていました。はて、なぜな
  んでしょうね? 先日の“公式”の国勢調査では、ハンガリー人の人口比が
  ギリギリで 20 % を切ったということになり、フナル市長は、「少数民族言
  語保護の人口比 20 % を切った。これで堂々とハンガリー語の表示板を撤去
  することができる」と喜びの宣言を出しましたね。


四国男の日常> ただ私が街で見かけた雑誌スタンドの売り子、工事現場で働
四国男の日常> く労働者は、殆どがハンガリー人だったと思います。

    コロジュヴァールに居住しているハンガリー人の間では知識階級の割合
  が非常に多いです。学者、芸術家、作家等です。労働者の場合は熟練労働者
  層が多いはずです。 僕が 1970年代半ばにコロジュヴァールに滞在していた
  時には、団地の補修に、分譲住宅にはハンガリー人の職人が、賃貸住宅には
  ルーマニア人の職人が派遣されてきていました。分譲住宅の場合には、補修
  の後で、家のオーナーの署名が必要だったのですが、賃貸住宅の場合は、署
  名は必要なかったのです(つまり、きちんと直さなくても問題はなかったと
  いうことです)。住宅公団のルーマニア人の管理職自身が、そのようにハン
  ガリー人とルーマニア人の職人を使い分けていたわけです。


四国男の日常> 宿泊したホテルにケーブル工事に来ていた労働者も、仲間内
四国男の日常> ではハンガリー語を話していたので、ハンガリー人だとすぐ
四国男の日常> に分かりました。ルーマニアでは、ハンガリー系住民の社会
四国男の日常> 進出が押さえ込まれるということを聞いたことがあります。

    最近ではだいぶ改善されているはずですが、少なくともチャウシェスク
  が健在だった時代には、ハンガリー人は大学進学も制限されていました。つ
  まり、ルーマニア人よりも何倍も実力がないと大学には入れなかったわけで
  す。そこで、ハンガリー人の“ユダヤ人化”のような現象が起こっていまし
  た。(旧ソ連では同様にエストニア人の“ユダヤ人化”のような現象があり
  ました。)当時のルーマニアでは、 同じ社会主義国でも、 ハンガリーとは
  違って、大卒の者は国が強制的に教師として採用し、任地も国が決めていま
  した。 そこでハンガリー人の場合は、 夫婦でも、夫はモルドヴァの僻地の
  ルーマニア人しかいない学校に、妻はオルテニアの学校に赴任させられたり
  していたものです。 会えるのは、1年に数度...。同様に、セーケイ地方の
  ような、 ほぼ 100 % ハンガリー人しかいない地域にはレガート(旧ルーマ
  ニア本土)から大量のルーマニア語しかわからないルーマニア人教師が派遣
  されてきていました。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re: こんばんわ。(2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月18日(月)02時02分1秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> ハンガリー人の友人と二人で行きました。帰りの列車は、か
四国男の日常> なり込んでいたのですが、すっかりみんなと打ち解けて話を
四国男の日常> していたら、やがてルーマニア人の悪口大会になってしまい
四国男の日常> ました。同じコンパートメントにいたハンガリー系アメリカ
四国男の日常> 人(彼の両親は56年動乱の時に、南米チリに亡命。その後、
四国男の日常> アメリカに移住したようです)が「物事は、いろんな方面か
四国男の日常> ら見て分析しなくてはならない、ルーマニア人は、こうだ、
四国男の日常> とか決め付けるのはどうか」と問題提起したら、他のハンガ
四国男の日常> リー人達(恐らくエルデーイ在住のハンガリー人もいたと思
四国男の日常> います)が、「多面的に物事を解釈する必要なんかない!そ
四国男の日常> んなのは意見でもなんでもない!やっぱりお前はアメリカ人
四国男の日常> だよ!事実は当地のハンガリー人が差別されているという、
四国男の日常> ただそれだけだ!」と、いう具合に、このハンガリー系アメ
四国男の日常> リカ人への一斉射撃が始まり、彼は無言のまま、コンパート
四国男の日常> メントを去ってしまいました…。

    それは気の毒でしたね。基本的には僕の立場も去っていった彼と同じで
  す。とは言え、現実に日常的に差別・抑圧されている人達に、それを受け入
  れろと言っても無理があるのも事実でしょう。我々は客観的に見られますけ
  れどもね。 Numerus Clausus(逆アファーマティブ・アクション)で大学入
  学を制限されていたり、ハンガリー語の表示が制限されたり、就職差別など
  があるわけですから...。 チャウシェスク体制が崩壊して、ルーマニアにお
  けるハンガリー人の地位もだいぶ向上したようです。しかし、最終的な民族
  和解のためには、 ルーマニア側が“ダキア=ローマ史観”を公式に撤回しな
  い内は難しいでしょうね。ルーマニア人側が、自分らが後からやってきた民
  族であることを認め、その上で、現在はルーマニア人が多数派であることを
  確認し、両民族の共存を宣言しない限りは、ハンガリー人側の怨念は消えな
  いでしょう。とりあえず、来年の5月にはハンガリーはEUに正式加盟しま
  す。遅れてルーマニアもEUの一員となるでしょう。これまでの国民国家の
  境界線が意味がなくなれば、やがてこの問題も解決していくのかもしれませ
  ん。


四国男の日常> 2回目は、エルデーイの中核都市、コロジュヴァールに単身
四国男の日常> で行きました。私はルーマニア語が全くできないのですが、
四国男の日常> 「地球の歩き方」の巻末にある会話表現をそのまま本を見な
四国男の日常> がら発音したら、恐ろしいほど通じて驚きました。ロマンス
四国男の日常> 語派の言語は母音の数が少なく、日本語のそれに発音が近い
四国男の日常> とは聞いていましたが。

    まあ、現在のルーマニア語の“標準語”は意識的にイタリア語に近づけ
  ていますので、多くのルーマニア人には日本人の発音は通じると思います。
  (実際には、「電話」telefoane「テレフォァーネ」のトランシルヴァニア
  のルーマニア語方言では「チェレフォアーニェ」のように発音されています
  が...。 現在のルーマニア語はロマンス語の基層にスラヴ語がかぶさった混
  交言語です。ですから、「Yes」も「Da」ですしね (^^)。ジュラフェヘール
  ヴァール [Gyulafehe'rva'r] も、 現在のルーマニア語では「アルバ・ユリ
  ア」[Alba Iulia] とラテン風に命名されていますが、 本来のルーマニア語
  名は「バルグラド」[Ba~lgrad] でした。 また、ルーマニア語でハンガリー
  人を 表わす「ボズゴル」[bozgor] という 語も スラヴ語の bez-[英語の
  -less]と grad[国]=Homeless から作られています。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re: こんばんわ。(1)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月18日(月)02時00分47秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

四国男の日常> 私は、1999年から2年半、ハンガリーに滞在し、現地の学校
四国男の日常> に通学していました。

    どういう学校でしょうか?


四国男の日常> 留学前からすでにハンガリー語の学習はしていましたが、あ
四国男の日常> る程度、話せる様になったのはハンガリーに留学してからで
四国男の日常> す。

    語学を外国にいて習得するのは非常に効率が悪く、ほとんど不可能に近
  いと思います。現地に行くと、習熟は非常に早いわけで、日本で学んでいた
  人は、「もったいないことをした」と悔やむかもしれません。しかし、日本
  で先に学んでいれば、それはやはり目に見えない形で役には立っているはず
  です。そういうわけで、どうせ日本で会話能力を付けることなど無理だと言
  うので、僕の場合は、ハンガリー語の裏話とか、常識とか論理の話しばかり
  しています。そういう基礎知識を日本で仕入れておくと、現地に行ってから
  非常に役に立つようです。外国での学習には割切りが必要でしょう。


四国男の日常> ハンガリー滞在で一番印象に残っているのは、学校での勉強
四国男の日常> ではなく、エルデーイへの旅行でした。
四国男の日常>
四国男の日常> 最初に訪れたのは、チークセルダで

    語源的には“セルダ”ですが、この町は“セレダ”ですね。ちなみに、
  Csi'k は、本来予想される Csi'ke:t とはならず、Csi'kot のように後舌母
  音系の単語として振る舞います。 このことから、 昔のハンガリー語では i
  にも前舌母音の通常の i と、 後舌母音の i(日本語の「ウ」に近い)が区
  別されていて、Csi'k は元々は、「チーク」と前舌母音ではなく、「チュー
  ク」と 後舌母音で発音されていたのではないかと想像されます。 実際に、
  ルーマニア語では、 Cic(チク)とならず、Ciuk(チュク)と音訳されてい
  る事実も、この音が過去には(ルーマニア人がトランシルヴァニアに浸入し
  てきた当初には)区別されて、後舌母音で発音されていたのではないかと思
  われます。

    同様に、ナジヴァーラド (Nagyva'rad) の Va'rad 等もルーマニア語で
  は「ヴァラド」(Varad) ではなく、 「オラデァ」(Oradea) と発音されます
  が、この事実も、ハンガリー語の v はかつては [w] と発音されていた証拠
  だと考えられています。昔のハンガリー語の音価がルーマニア語の中に化石
  として残っているのですね。(このことも、トランシルヴァニアにおいては
  ハンガリー人の方がルーマニア人よりは先住民族であったことの傍証のひと
  つとされています。)

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Re^3: ドナウテレビとMacOS Xについて

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月18日(月)00時59分10秒
返信・引用
   >やまなみさん

やまなみ> MacOS XでドナウテレビのRealPlayer版を見ることが出来るのな
やまなみ> らCDは購入済みですのでその内インストールしようかなとも思い
やまなみ> ます。1つにはOS9ですとLibriとかFokuszOnlineといったあちら
やまなみ> のインターネット書店のWebページが文字化けしてしまうためで
やまなみ> す。

    これは、OSには関係ありません。ブラウザのデフォルトの設定が日本
  語になっているために起こる 現象です。 Mac OS 9 上では、 Libri の場合
  は、 ブラウザの メニューバー上の「表示」内の「文字セット」で Latin-2
  (中欧フォントセット)を手動で選択すれば、きちんと表示されます。

    Fokusz Online の 場合は、 ページ内に Latin-1 [ISO-8859-1] (西欧
  フォントセット)で表示するようなコマンドが埋め込まれていますので、こ
  ちらは、手動でフォントセットを(簡単には)変更することはできません。
  このページは、何もせずとも、最初から“ほとんど”完璧なハンガリー語で
  表示されるはずですが、ハンガリー語独自の「O+″」が「O+〜」に化け
  てしまったりしますが、 これは制作者の意図でもあります。 Latin-2 は中
  欧以外ではほとんど使われないために、最初からある程度の文字化けは覚悟
  して、 英語と同じ文字コードを使っているのです。 現在では、マックでも
  Windows でも、 問題なく Latin-2 の文字コードが取り扱えるのですが、な
  ぜか昔からの習慣で (?) そうしているようです...。僕の友人の言語学者な
  どは、「文字化けするのがシックだと言うので、最近のハンガリーの店の看
  板も、わざとインターネットでの化けた文字で店の名前を表示しているもの
  が増えている」と怒っています。こういうサイトは最初からハンガリー語で
  表示するのを排除しているので、こういうサイトの文字化けはどうしようも
  ありません。最近は、きちんと Latin-2 や Unicode (UTF-8) を使ったサイ
  トも増えてきているようですが...。

    いずれにせよ、この問題は、Mac OS 9〜Mac OS X 10 の問題とは関係あ
  りません。


やまなみ> もっともそれらもOS Xにすればちゃんと見れるという保証はない
やまなみ> ですけれども。

    大丈夫です。(両方で確認しました。)ちなみに、英語のサイトを見て
  いるときでも、 本当は Latin-1 に切り替えた方が、きちんと見えます。日
  本語では白のスペースのようになっていて気付かなかった文字が、 Latin-1
  になると、ちゃんと表示されています。


やまなみ> あと「OS 9のほうがMacらしくて好ましい。」という人もいます
やまなみ> ね。

    Mac OS X は、これまでの MacOS とは全く別物です。色々な面で、より
  Windows 的になってしまっています。Windows よりもシェアの少ないマック
  をあえて使い続けていた人々は、マックのユーザーインターフェースの良さ
  に惚れ込んで使っていたわけで、 これまでの色々な MacOS の先進性を切り
  捨てて、Windows のような ユーザーインターフェースに なってしまったの
  には釈然としないものを感じている人は多いでしょう。 実際は、 それでも
  Windows よりはユーザーインターフェースはいいのですけれどもね。でも、
  これまでできていた色々なことが Mac OS X ではできなくなってしまってい
  るわけです。 Mac OS X の画面は、 惚れ惚れするほど奇麗ですし、 PDF
  ファイルも簡単に作れるというメリットもありますが、とにかく動作が重い
  のが難点です。 僕が Mac OS X に完全に移行できないのも、Mac OS X だと
  重過ぎて仕事にならないからです。 (Windows の最新の intel CPUを積
  んだマシンでも、これだけの処理をさせたら、やはり相当動作が緩慢になる
  ことでしょう。)しかし、 僕が初めてマックを購入した時には、OSは 漢
  字 Talk 7 で、 古いマック・ユーザーの中にはまだまだ 漢字 Talk 6 を使
  い続けている人が多く、漢字 Talk 7 しか知らない僕には不可解でした。同
  様に、最近マックを導入して Mac OS X しか知らないユーザーにとっては、
  Mac OS X はそんなに不評ではないようです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

Re:ドナウテレビとMacOS Xについて

 投稿者:やまなみ  投稿日:2003年 8月17日(日)22時28分13秒
返信・引用
  >しい坊さん

御返事いただきどうもありがとうございます。

やはり tartozz'ek でしたか。私は最初は字を見ながら画像を見ていましたので tartozik と聞こえてこちらの掲示板で質問を書き込み、その後、文字は見ずに聞いてみたところ何度繰り返して聞いても tartozze'k と聞こえるので、かつて学校の定期試験の後、帰り道で自分の間違いに気付いた時のように背中を冷や汗が流れました。(苦笑)

MacOS XでドナウテレビのRealPlayer版を見ることが出来るのならCDは購入済みですのでその内インストールしようかなとも思います。1つにはOS9ですとLibriとかFokuszOnlineといったあちらのインターネット書店のWebページが文字化けしてしまうためです。もっともそれらもOS Xにすればちゃんと見れるという保証はないですけれども。あと「OS 9のほうがMacらしくて好ましい。」という人もいますね。

ともかくどうもありがとうございました。
 

Re: ドナウテレビとMacOS Xについて

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月17日(日)15時35分59秒
返信・引用
  >やまなみさん

やまなみ> ダウンロードされた動画が再生されなかったということに関連し
やまなみ> てちょっとお聞きしたいことがあります。ハンガリー語とは直接
やまなみ> 関係ないことですので申し訳ないのですけれど。

 いえ、一連のやりとりと関係のあることですから構いません。


やまなみ> しい坊さんはMac OS Xを使われていてRealPlayerもそれに対応し
やまなみ> たReal One Player(でしたっけ?)を使っていらっしゃると思うの
やまなみ> ですが、

 残念ながら、通常は Mac OS J1-9.2.2 環境で使っています。(今は、偶然、Mac OS X 10.2.6 (Build 6L60) で起動していますが...。)


やまなみ> もしかしたらドナウテレビの方がそれらに対応していないという
やまなみ> ことはないでしょうか?

 ファイルフォーマットの問題ですから、そういう問題はないと思います。むしろ、なぜ QuickTime 形式で配信してくれないのかが不満です。


やまなみ> 私は今でもMac OS 9.2とReal Player 8を使っていまして (OS X
やまなみ> にしないのはもしかしたらドナウテレビが見れなくなってしまう
やまなみ> のではないか、という不安があるからなのですけれど) 、ドナウ
やまなみ> テレビは同時再生でもダウンロードしたファイルの再生でも問題
やまなみ> はないので、しい坊さんがダウンロードしたファイルを開くこと
やまなみ> が出なかったと聞いてふと上のようなことを思いました。

 それが、いま、試しに、Mac OS X 10.2.6 (Build 6L60) 上で RealOne Player 9.0 で再生してみたら、ちゃんと再生できました (^◇^;)。

 件の場所ですが、聴いてみたら、明確に tartozze'k と発音されておりました。予想通りです。音質は非常に悪いのですが、ここの部分だけは明瞭に聴きとれます。誤解のしようのない部分です。どうしてハンガリー語の文章に起した部分が、ハンガリー人が書き起こしたはずなのに、こんな風に間違ってしまったのか、本当に謎です。


やまなみ> ちなみにSzu:lo"fo:ldu:nkというのはラジオでしょうか?

 ハンガリー語の海外放送です。日本のNHKの「ラジオジャパン」に当たります。

 ftp://g2eu.wrn.org/today/budapest_hungarian_2300.rm


やまなみ> ( たしか「黄金のブダペスト」というサイトでハンガリーの色々
やまなみ> なテレビ局やラジオ局のURLが紹介されていて、その中にあった
やまなみ> ような気もしますが、あそこはスキャナーから取り込んだと思わ
やまなみ> れるトップのページの画像が重くて最近すっかり御無沙汰してい
やまなみ> ます。)

 今は、軽くなっているようですよ。IBM HomePage Builder 5.0.4 をお使いのようです。HomePage Builder は、初心者でも簡単にホームページが作れる便利なソフトのようですね。ただし、ファイル編集等の互換性が非常に悪く(ソースが汚い)、色々問題のあるソフトです。(学科である方の作られたホームページに手を加えようとしたら、他のソフトからは全く編集できず、「こんなのを使うなぁ〜 (:_;)!」と嘆いたのを覚えています。今はその方も別のソフトに乗り換えていますが。)ただし、見栄えのするホームページを簡単に作りたいという人と、そのホームページの訪問者には関係のないことですが。粂さんは、ハンガリー文芸クラブの中でも、とても頑張ってホームページも作られるし、デジカメも導入されるなど、とても進んだハイテクお姉さまです (^^)。

 僕の方は、Adobe GoLive を使っていますが、これはプロ用なので、非常に高機能ではありますが、簡単にいいページを作るのは難しいですね。その上、ページが複雑に肥大してしまい、収拾がつかなくなってしまっています (^^ゞ。一度、思い切って作りなおさないといけないとは思っているのですが...。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ドナウテレビとMacOS Xについて

 投稿者:やまなみ  投稿日:2003年 8月17日(日)14時44分31秒
返信・引用
  >しい坊さん

ダウンロードされた動画が再生されなかったということに関連してちょっとお聞きしたいことがあります。ハンガリー語とは直接関係ないことですので申し訳ないのですけれど。

しい坊さんはMac OS Xを使われていてRealPlayerもそれに対応したReal One Player(でしたっけ?)を使っていらっしゃると思うのですが、もしかしたらドナウテレビの方がそれらに対応していないということはないでしょうか?
私は今でもMac OS 9.2とReal Player 8を使っていまして (OS Xにしないのはもしかしたらドナウテレビが見れなくなってしまうのではないか、という不安があるからなのですけれど) 、ドナウテレビは同時再生でもダウンロードしたファイルの再生でも問題はないので、しい坊さんがダウンロードしたファイルを開くことが出なかったと聞いてふと上のようなことを思いました。
ちなみにSzu:lo"fo:ldu:nkというのはラジオでしょうか? ( たしか「黄金のブダペスト」というサイトでハンガリーの色々なテレビ局やラジオ局のURLが紹介されていて、その中にあったような気もしますが、あそこはスキャナーから取り込んだと思われるトップのページの画像が重くて最近すっかり御無沙汰しています。)
 

こんばんわ。

 投稿者:四国男の日常  投稿日:2003年 8月 1日(金)23時57分44秒
返信・引用
  しい坊 様、こんばんわ。

私は、1999年から2年半、ハンガリーに滞在し、現地の学校に通学していました。留学前からすでにハンガリー語の学習はしていましたが、ある程度、話せる様になったのはハンガリーに留学してからです。「上達したな」と思った頃には、日本に帰国しなくてはなりませんでした。ありがちな話ですが。

動機は学生時代、東洋史専攻でしたので、アジア起源のハンガリー民族に興味を持ったことがきっかけです。したがいまして何か大きなきっかけがあったわけではありません。

ハンガリー滞在で一番印象に残っているのは、学校での勉強ではなく、エルデーイへの旅行でした。

最初に訪れたのは、チークセルダでハンガリー人の友人と二人で行きました。帰りの列車は、かなり込んでいたのですが、すっかりみんなと打ち解けて話をしていたら、やがてルーマニア人の悪口大会になってしまいました。同じコンパートメントにいたハンガリー系アメリカ人(彼の両親は56年動乱の時に、南米チリに亡命。その後、アメリカに移住したようです)が「物事は、いろんな方面から見て分析しなくてはならない、ルーマニア人は、こうだ、とか決め付けるのはどうか」と問題提起したら、他のハンガリー人達(恐らくエルデーイ在住のハンガリー人もいたと思います)が、「多面的に物事を解釈する必要なんかない!そんなのは意見でもなんでもない!やっぱりお前はアメリカ人だよ!事実は当地のハンガリー人が差別されているという、ただそれだけだ!」と、いう具合に、このハンガリー系アメリカ人への一斉射撃が始まり、彼は無言のまま、コンパートメントを去ってしまいました…。

2回目は、エルデーイの中核都市、コロジュヴァールに単身で行きました。私はルーマニア語が全くできないのですが、「地球の歩き方」の巻末にある会話表現をそのまま本を見ながら発音したら、恐ろしいほど通じて驚きました。ロマンス語派の言語は母音の数が少なく、日本語のそれに発音が近いとは聞いていましたが。

ホテルやレストラン、駅などでは、ハンガリー語は全く通じませんでした。ただ私が街で見かけた雑誌スタンドの売り子、工事現場で働く労働者は、殆どがハンガリー人だったと思います。宿泊したホテルにケーブル工事に来ていた労働者も、仲間内ではハンガリー語を話していたので、ハンガリー人だとすぐに分かりました。ルーマニアでは、ハンガリー系住民の社会進出が押さえ込まれるということを聞いたことがあります。

単身でエルデーイに旅行に行くといったら、殆どのハンガリー人が物凄く真面目な顔をして「気をつけないとダメだ。幸いエルデーイにはハンガリー人もたくさんいるから何かの折は、ハンガリー語で助けを求めるんだ!」という主旨のことを言いました。個人的には旅行を楽しみにしていたので、気が重くなってしまった記憶があります。

それでもルーマニア人は気さくで明るく、すごく親切だったので楽しい思い出ができました。日本人と分かると「ミフネトシロウ」の名を口にした人が数名いました。

話が、あまり関係のない方向に行ってしまいまして申し訳ありません。




















 

四国男の日常さんはいつ、どこでハンガリー語と?

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)05時33分36秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

 で、四国男の日常さんは、どこで、どのようにハンガリー語と出合われたのでしょうか?

 (ぜひ、http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/Pages/Japanese_Pages/Hungary/magyar_nyelv_kerdesek.html をご一読ください。)

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ハンガリー語における“ガイジン”の名前表記

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)04時23分43秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

 戦後のハンガリーでは、“ガイジン”の名前を倒置しませんが、戦前まではそれが一般的でした。だいたい、アメリカ人だって、日本人の名前を一方的に倒置してしまうじゃありませんか? ...というか、植民地根性の日本人たちは、自らが嬉々として、ガイジンに自己紹介するときに名前と姓を倒置して使ってしまっているのですが...。情けない...(-_-;)。

 さて、ヨーロッパの名前は翻訳可能です。ですから、昔はジュール・ヴェルヌなんかも Verne Gyula(ヴェルネ・ジュラ)のように表記していたのです。

 そういうわけで、私も、自分の名前は絶対に(日本語の表記としては不適切なかつ日本の公式の表記方法ではないヘボン式ローマ字の)Shitoshi Fukaya 等とは表記しません。常に(日本政府が公式に内閣訓令として定め、ISOの規格でもあり、日本語の表記法としてはより適切な)Hukaya Sitosi です。旅券申請の時にはいつも外務省と渡り合いますが...(^◇^;)。クレジットカードの表記もこれで通しています。自称愛国主義者とか自称右翼が、もしもヘボン式ローマ字を使っているようでしたら、その段階で愛国者も右翼も失格です。本当の健全な民族主義とは、偏狭な自民族至上主義になることではなく、筋を通し、日本の文化を理解し、守ることだと思っていますから。

 そろそろ日本人もアメリカ人の名前を「ブッシュ・ジョージ」とか「ケネディー・ジョン」のように表記してもいい頃なのかもしれませんね...。

 私が一番不可解なのは、ハンガリーに住んでいる日本人の中にも多くが自分の名前を名姓の順で使っていることです。これは私の理解を越えます。狂っています。しかし、そういうのは、半端な数じゃない...。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

なぜハンガリー語人や日本語人は姓を先に書くのか? (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)04時14分2秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

 フィンランド語の場合はちょっと事情が違います。それは、先も書いたように、フィンランド人自体は非常に遅れた民族だったからです。だから、文明的なものは、全てフィンランドを建国したスウェーデン人に倣ったのです。(フィンランドは、言わば、英国に対して英国からアメリカに移民した英国人が独立したようなものなのです...とまで言いきってしまうと、フィンランドを研究している諸氏から袋叩きに遭いそうだ (^◇^;)。話しをわかりやすくするためです。ごめんなさい m(._.)m!)従って、公式にはフィンランド人は名姓の順に名前を表記します。ところが、実は、フィンランドでも田舎では姓を属格形(日本語で言うと「〜の」の形です)にして名の前に言うことはよくあるそうです。つまり、フィンランド人にも姓を後に書くのは不自然に感じられるのでしょうね。

 ところが、インドヨーロッパ語族の多くの言語の場合は、被修飾語の後に修飾語が立つのが基本です。つまり日本語とは逆なのですね! 英語の of やドイツ語の von、フランス語の de 等は、後に来る語がその前の名詞を就職します。「山上」の「憶良」ならば、「憶良」of「山上」なのですね。こういう言語では、当然名前だけではなく、日付も日月年の順になりますし、住所も小さい方から大きい方に書いて行きます。

 面白いことに、フィンランド語の逆の例ではありませんが、ルーマニア語等は、典型的に修飾語が被修飾語の後に立つ言語で、当然、姓は名の後に立つはずなのですし、実際に正式にもそうなのですが、ルーマニアの新聞を見たり、ルーマニア人の名刺をもらったりすると、なぜか姓を先に書いてある場合が多いのです。これは、もしかすると、ハンガリーの影響なのかもしれません。(ハンガリーとルーマニアの関係はスウェーデンとフィンランドの関係に少し似ています。)

 と言うわけで、ハンガリー語人が姓を名の先に書くのは、単にハンガリー語の文法的な仕組みのせいだということです。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

なぜハンガリー語人や日本語人は姓を先に書くのか? (1/2)

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)04時13分9秒
返信・引用
   >四国男の日常さん

 時間とスペースがないので、ちょっと乱暴な説明になります。言語学者が聞いたら怒るでしょうけれども、とりあえず、大まかな理解にはこれでいいかなと思います。

 ハンガリー語では姓を先に書きますが、姓のある言語においては、姓は名の先に書くか、後に書くかの2種類しかありませんから、実は世界では姓を先に書く言語は非常に多いのです。

 修飾語とは、被修飾語を修飾する言葉です。う〜む。つまり、修飾語は、それが修飾する語(被修飾語)を説明します。あるいは、単語に修飾語が付くことによって、その単語の意味がより狭まりますから、修飾語は被修飾語を限定するとも表現できます。例えば、「女」と言えばヒト族ヒト科の雌は全て含まれますが、「若い女」と言えば、それは「女」集合の中のごく一部です。ここでは「若い」は「女」の修飾語です。名詞を修飾することを専門にする語を「形容詞」と言います。動詞の場合も同じです。「走る」と言えば、全ての「走る」ことが含まれますが、「速く走る」と言えば、「遅く走る」ことは含まれません。このように専ら動詞を修飾することを専門とする品詞を「副詞」と呼びます。(上の「速く」は日本語文法では、副詞ではなく、形容詞の連用活用形とされますが、これは、ぶっちゃけて言えば、形容詞の副詞用法ということです。)

 さて、姓と同じで、形容詞や副詞のような修飾(限定)を専門とする単語は、その被修飾語の前に立つか、後に立つかしかありません。で、世界の言語は大きく分けて(その系統とは関係なく!)修飾語が被修飾語の前に立つ言語群と後に立つ言語群があるのです。

 ここで姓を考えてみましょう。「太郎」は名です。「太郎」という名前の人物は世界に恐らく何万と存在しますが、その誰でもいいわけで、特定の誰かとかは限定されていません。しかし、「山田太郎」と言えば、「鈴木太郎」は含まれないわけです。つまり、示す範囲がより狭まった(限定された)わけです。つまり、姓は名の修飾語なのです。日本語やハンガリー語、フィンランド語は修飾語が先に立ちますから、姓は名に先行します。「山上憶良」も「山の上」の「憶良」なわけです。だから、ハンガリー語もフィンランド語も日本語も中国語もモンゴル語も、その他の言語でも、修飾語が被修飾語に先行する言語においては姓が名の先に立つことになります。同じ考え方は住所の記述法や住所の記述法にも言えます。「3日」、「いつの3日?」「12月の3日」「いつの12月3日?」「2003年の12月3日」というわけで、日本語やハンガリー語では年月日の順で記述します。住所でも「3号」「どこの3号?」「13番の3号」「どこの13番の3号?」「3丁目の13番の3号」「どこの3丁目の13番の3号?」...といった具合に、日本語でもハンガリー語でも住所は大きい方から小さい方に書いて行きます。これは修飾語が被修飾語に先行する言語だからです。

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2つの言語の同系性を証明するには?

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)03時43分22秒
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   >四国男の日常さん

 2つの言語が同系であることを証明するには、言語学では文法的に酷似していることは二の次となります。なぜならば、文法は意外と簡単に変化してしまうものだからです。現在の言語学では、一番系統を証明するのに適切だと考えられているのは“基礎語彙の共通性”です。単なる“語彙”ではありません、“基礎語彙”です。どの言語でも、“父”とか“母”、“手”、“目”等の単語は非常に基礎的だと考えられます。基礎的で重要であるからこそ、あまり変化しないだろう、変化するにしても、他の語彙と比べれば、その速度ははるかに遅いだろうと考えるわけです。そこで、言語学者は2つの言語の基礎語彙の対照表を作ります。そしてそれらの語彙が似ているかどうか調べます。

 さて、“言語学”でいう“似ている”とは、先程の例にもありました「犬小屋」は「ケンネル」とか、「塩」は「ショー」といったレベルではありません。経験的に、ドイツ語とオランダ語のように、本当に近い言語の場合はともかく、ハンガリー語とフィンランド語のような言語の場合は、基礎語彙が一見似ていない方が有望だと考えられます。大事なのは“音韻法則”です。つまり、一見して互いに似ても似つかない2つの言語の同じ意味の基礎語彙群が、ある特定の祖語の語彙を仮定することで、うまく説明できるかどうかという問題なのです。だから、現在の2つの言語の単語が似ている必要は全くないのです。

 日本語と色々な言語と比較して、「同系だ!」と主張する国語学の有名な先生がいらっしゃいますが、2つの言語の間の語呂合わせでは、言語学では同系性が証明されたとはみなしません。出発点となるある祖語の語形を想定し、そこから一連のルールで現在の形になるかどうか、これが音韻法則です。これには例外があってはいけません。言わば、コンピューターのプログラムを書くようなものです。祖語から現代ハンガリー語に到る一連のルールと祖語からフィンランド語に到る一連のルールがあって、例えばある祖語だと仮定した単語を入力して、プログラムを走らせると、ハンガリー語の現在の語形とフィンランド語の現在の語形が出力されるプログラムが書けるのかどうかという問題なのです。そしてハンガリー語とフィンランド語の間にはそういうプログラムが書けるのです! 例外を設けずに、自動的に生成できれば、同系の証明終わりです。言語学的にはハンガリー語とフィンランド語が同じウラル語族に属するという“事実”は、よって完璧に証明されているのです。

 残念ながら、言語学の訓練を受けていない医師や技術者は、自分らが馬鹿ではないことの自負がありますから、こういう言語学的な証明の手続きのことは知らずに、シュメール説や、他の説を支持しているわけです。中には、訳知り顔で、「ハンガリー語がウラル語彙は属さないことはもう証明されているんだよ」なんて主張する人がいますが、日本人は、ご用心、ご用心!

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“ウゴル・トルコ戦争”

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)03時30分5秒
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   >四国男の日常さん

 現在では、ハンガリー語がウラル語族フィンウゴル語派ウゴル語群に属することは“完全に証明”されています。言語学的にはですが。先程も紹介しましたように、言語学の手続きや方法論を知らない“知的なディレッタント”の間では、今だに「ハンガリー語がウラル語だというのはウソだ」とか「ハンガリー語は実はシュメール語なのだ」といった乱暴で荒唐無稽な主張が残ってはいますが、学術的にはこの問題は決着が付いています。

 しかし、今世紀初頭は(おっと、もう“前世紀初頭”と言わなければいけませんね (^^ゞ)、言語学者の間でも、まだハンガリー語が「ウラル語族」に属するのか、それともトルコ語などの「アルタイ語族」に属するのかで激論が交わされていました。この言語学的な論争をハンガリーでは“ウゴル・トルコ戦争”と呼んでいます。最終的には、言語学的に、ウゴル派が勝利を収めたわけですが。現在のハンガリーでは、少なくとも、言語学者、国語学者、フィンウゴル学者の間では、ハンガリー語がウラル語族の言語であるという説に異論を唱える者はおりません。せいぜい存在する議論は、ウラル語族が単独の語族なのか、それともアルタイ語族やインドヨーロッパ語族とより大きな大語族を形成するのかという点でだけでしょう。

 傾向として、ハンガリーの言語学者はウラル・アルタイ説に可能性を見出し、フィンランドの言語学者はインドウラル説に可能性を求める傾向があります。なぜ“ウゴル・トルコ戦争”なるものが発生したかと言えば、もちろん、ハンガリー語の文法がウラル語族のものとも、アルタイ語族のものとも酷似していたからですが、さらに心理的な要因も存在しました。今でこそ、フィンランドは北欧の先進国とみなされていますが、20世紀初頭は、フィンランド人やラップ人(サーミ人)等は、欧州では非常に遅れた極北民族だとみなされていました。それに対して、トルコは、異教徒とは言え、かつてはオスマン・トルコの偉大な文明を担った先進民族です。感じとしては、ハンガリーとトルコとの印象的な関係は、現在の日本と中国との関係に似ています。日本人から見れば、現在の中国はまだまだ遅れてはいますが、かつては日本人も憧れ、多くを学んだ偉大なる中華帝国の継承国が現在の中国なわけですね。それと似た感情がハンガリー人にはトルコに対してあります。偉大な文明を築いたトルコ人と同系である方が名誉なのか、それとも、トナカイを飼って、魚の漁をしていた未開民族と同系である方が名誉なのかという問題なのですね。だからハンガリー人としては心情的にウゴル人よりは、アルタイ人でありたかったわけです。ところが、“トナカイを飼い、魚を漁っていた”フィンランド人にとっては、彼らのコンプレックスを緩和するには、彼らは、アルタイ人のような(ヨーロッパ人にとって)“遅れた”民族と同系であるよりは、純正のヨーロッパ人の一員である方が、自分らのプライドも助かるわけです。これが、フィンランドにおいてインドウラル説が優勢な理由だと考えられます。もちろん、真実は1つなのでしょうし、どちらの学説も、最後には正しいと証明される可能性はあるわけですが、それらの支持の比率がハンガリーとフィンランドで微妙に違っているのには心情的な理由があるということなのです。

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インドウラル語族説について

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)03時13分25秒
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   >四国男の日常さん

 “ハンガリー語がドイツ語に近い”という主張は初めて聞きました。しかし、かつては、ハンガリー語が属するウラル語族と、トルコ語等が属するアルタイ語族は同系だとするウラルアルタイ語族説が存在していたように、ウラル語族とインドヨーロッパ語族が同系なのだとするインドウラル語族説というのも存在します。こっちの方は、アヴァール人の二重征服定住説やシュメール説ほど簡単には荒唐無稽だとは言いきれないのです。

 インドウラル語族説が登場したのには理由があります。ウラル語族とアルタイ語族を同系だとする主張の最大の根拠は文法の酷似です。日本語や朝鮮語がアルタイ御族だとする主張の根拠も、日本語や朝鮮語の文法がアルタイ語族と非常によく酷似しているからです。同様に、日本語と朝鮮語が同系だとする主張も、日本語と朝鮮語の文法が不自然過ぎるほど酷似していることによります。朝鮮語には、日本語の助詞の「は」と「が」に当たる区別すらありますからね。(しかも、日本語の「が」は朝鮮語でも確か「が」だったと思います。ここら辺はうろ覚えなので、責任は持てませんが...。)

 ところが、ウラルアルタイ説の最大のネックは、基本語彙において共通語彙だと見なせるものがほとんど見つかっていないということなのです。人間でも、顔つきがどんなに似ていても、他人の空似というのはあります。逆に顔つきがどんなに違っていても、親子だということもあります。大事なのは“見かけ”ではなく“DNA”なのです。言語の場合は、このDNAに当たるものが基礎語彙における共通語彙なのです。遠くの親戚よりも近くの友人とも言うように、日本語とハンガリー語とが、全くの赤の他人であったとしても、その文法や、語用法の論理などは非常に酷似していますから、我々は互いに親近感を抱きます。しかし、だからと言って、同系だとは限らないわけです。

 ウラルアルタイ説は従って今のところ立証されていません。ところがです。ウラル語族とインドヨーロッパ語族の間には、基礎語彙レベルにおいて酷似している語彙が多数見つかっているのです。それは単に単語だけではなく、人称代名詞や文法的な語尾類にまで及んでいます! 文法的には似ても似つかないのに、共通語彙は確立しそうなのですね。ですから、インドウラル語族説は、ウラルアルタイ語族説程には正しい可能性がまだあるのです。

 ちなみに、ユーラシア大陸を見ていくと、インドヨーロッパ語族とウラル語族は語彙において共通だが、文法は共通していない、ウラル語族とアルタイ語族は文法において共通だが、語彙においては共通していない、アルタイ語族と朝鮮語・日本語は文法においては共通だが、語彙は共通していない、日本語はアルタイ語族とは文法においては共通だが、語彙においては南方のマライ・ポリネシア語族と共通している、マライ・ポリネシア語族は日本語と語彙においては共通だが、文法は似ても似つかない...という関係があります。面白いでしょう (^^)? 私は個人的には言語系等論というのは無理があるのではないかと考えています。むしろ、言語連合の考え方に共感を覚えます。

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シュメール説について

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)02時54分10秒
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   >四国男の日常さん

 “世界でもっとも古い言語”とされるシュメール語の直系の末裔がハンガリー語だと言う“主張”があります。あえて“学説”とは呼びません。なぜなら、これは学説と言えた代物ではないからです。

 シュメール説を主張しているのは、専ら、ラテンアメリカに移住したハンガリー人たちです。あとは、米国に居住しているハンガリー人ですね。ハンガリー国内でも、専ら、医師や技術者等、教養はあるけれども、言語学の素養のない人達の間で根強い支持(信仰)を持っています。しかし、言語学的な検証をすれば、シュメール説にほぼ何の根拠もないことが分かります。と言うのは、これは、ほぼ全てが“語呂合わせ”に過ぎないからです。シュメール語のわかっている数少ない単語の読みを無理矢理ハンガリー語で解釈して、「ほら、この語もシュメール語から来ている!」とやるやつです。

 例えば、英語では「犬小屋」を「ケンネル」つまり、ケン(犬)が寝るので、日本語と英語は同系であると主張するようなものです。驚くべきことに、本当にこういう例を数多く挙げて、日本語と英語が同系だと主張する本も存在します。日本語の「塩」や「良い」が“現代”ハンガリー語では“ショー”や“ヨー”なので、日本語とハンガリー語は同系だと主張するようなものです。ケンネルの場合は、ケンはこれは音読みですから、中国語なわけで、この段階で破綻しています。同様に、ハンガリー語の「ショー」(so') の昔の語形は「シャワ」(sawa) で、「ヨー」(jo') の昔の語形は「ヤワ」でした。昔に戻るに連れて、どんどん語形が離れて行ってしまいます。

 シュメール説の中には、人類の最も古いエデンの園でアダムとエヴァが話していた言葉もハンガリー語だったと主張する人もおります。アダムは自分の肋骨を与えてエヴァを作ったわけで、だから「私はそれを与えた」(a'da'm)[動詞 ad(与える)の半過去対象活用形]が、人類最初の男性の名前になったというのですね。

 別に深く考える必要も、検証する必要もありません。最初から荒唐無稽な説であることがわかります。「第二次世界大戦の時のナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺は、ユダヤ人が賠償金をせしめようとするユダヤ人の捏造だ」とか、「世界の景気低迷はユダヤ人とフリーメーソンの陰謀だ」とか、「人類が月面着陸をしたと言うのはホワイトハウスの陰謀で、実はあれは特撮だった」というような主張と同じレベルの主張です。まともに取り合う価値はありません。

 ちなみに、どんな言語と言語との間でも、200や300の一見同じ意味に見える単語を見つけることは簡単です。しかし、2つの言語が同系であることを証明するには、きちんとした方法論があります(あとで説明します。)

 あるハンガリーの国語学者は、こういう荒唐無稽な色々な言語とハンガリー語を系統的に結びつけようとする試みに対して「2つの言語の同系性を証明するにはグラス1杯の酒があれば十分だ」と揶揄して見せました。その通りだと思います。

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マジャル・アヴァル同系説について

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 8月 1日(金)02時35分59秒
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   >四国男の日常さん

 現在ハンガリーという国家が存在するカールパート盆地には、マジャル人が征服定住してハンガリー使徒王国を建国する前に、様々な民族が国家を建設しておりました。ゲルマン人や騎馬民族の国家が存在していたのです。

 有名なのは、有名な騎馬民族フン族が建国したフンニア (Hunnia) です。しかし、フンニアは、アッティラ王が亡くなると、地図上から消滅してしまいました。(ちなみに、ハンガリー人の男性の名前 Attila は、こう書いて、実際の発音は、アティッラ [atilla] とします。ハンガリー語では珍しい表記と発音が一致しない例です。)フン族がカールパート盆地から消滅してしばらくすると、今度は、やはり騎馬民族のアヴァル族がカールパート盆地に侵入し、そこにアヴァル王国、アヴァリアを建国しました。しかし、アヴァリアも跡形なく消滅してしまいます。最後に登場したのが、やはり騎馬民族のペチェネーグ人から逃げてきたマジャル人でした。幸い、マジャル族の指導者は、フン族やアヴァル族が地図上から消えてしまった過去の教訓から、マジャル族を守ることに成功し、現在もハンガリー共和国が存続しています。

 ハンガリー人がカールパート盆地に侵入して国家を建国した事件を“征服定住”(ホンフォグララーシュ)と言います。数十年前にハンガリーのラースロー・ジュラが「二重征服定住説」という学説を発表しました。詳しい説明は控えますが、要するに、アヴァル族のマジャル族の間には考古学的な出土物を見ても、ほとんど違いがない、同じ文化を持っていたと考えられる。また、アヴァル族が痕跡を残さず消滅してしまったとは考えにくいということから、アヴァル族はマジャル族のカールパート盆地征服定住の先遣隊だったのではないか、要するに、アヴァル族とマジャル族は同族なのではないかという学説です。

 ラースロー・ジュラは、多くの証拠(と見られるもの)を挙げて、この二重征服説を主張しています。非常に面白い考え方です。ただし、これには、ルーマニア人の公式史観であるダキア=ローマ史観に対抗するものともみなされています。ラースロー・ジュラの学説が正しいと将来証明される可能性はありますが、現在のハンガリーの学界の定説とはなっておらず、ちょうど日本における騎馬民族説と似たような扱いを受けています。両方ともオーソドックスな学界からは“際物”扱いを受けているわけですね。

 本当のことはわかりません。将来、二重征服定住説がハンガリーの定説となるかもしれません。しかし、現在のところ、慎重に取り扱った方がよろしいでしょう。

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こんばんわ

 投稿者:四国男の日常  投稿日:2003年 7月31日(木)22時38分57秒
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  しい坊 様、こんばんわ。

ハンガリー語についての書き込み、勉強になりました。実は、私もjovokとmegyekが、混用されていることに気がつきましたが、megyekの方が、歴史的には正しいのですね。

ハンガリー語の起源についてですが、ハンガリー人はもちろんハンガリー語がウラル語族でフィンランド語やエストニア語と同系であることは知っているのですが、中にはこんなことを言う知り合いのハンガリー人もいました。

「え?ハンガリー語がウラル語族?あんた本当にそんなこと信じてるの?ハンガリー語はアヴァール語と同系でモンゴル語派だよ。つまりハンガリー人はアヴァール人と同じ民族なんだよ。だって考えてごらん、遊牧民族がいきなり9世紀末にカルパチア盆地に入植するなんておかしい。彼らの馬を使ったネットワークはものすごく発達してたんだ。先に入植したアヴァール人からいろんな情報を入手していたんだよ。もちろん同じ言葉を話していたから、何の問題も無い。実際、現代モンゴル語とハンガリー語には同じ単語が幾つかあるんだよ。言語学者は言語的所属が不明なハンガリー語、フィンランド語、エストニア語などを一つのカテゴリーに入れているに過ぎないんだ…」。

「ハンガリー語はシュメール語が起源みたいですよ。なんでもハンガリー語には2000ものシュメール起源の単語があるようです」。

「ハンガリー語は、れっきとしたヨーロッパの言語。ドイツ語に近いのよ…」。

ある知人が言語の同系を決める際の決定的な証拠になるのは、文法構造であって単語ではない、と言っていました。日本語と中国語に共通の言葉がありますが、二つの言語は違う語族に属しますよね。たくさんの同じ単語があるのは、中国を起源とした漢字文化の影響内に日本文化も含まれていたからです。

ですから私の知り合いのハンガリー人の証言は参考になりませんね…。

ところで、しい坊さん、極めて基本的な質問で恐縮なのですが、なぜハンガリー語では人名は姓・名の順なのでしょうか?確かフィンランド語ではこういった表記はしないと聞きました。「一般の人が姓を名乗るようになったのはかなり後のことで、その頃には隣国のスエーデンなどの影響を受けたのではないか」という説明だったと思います。ハンガリーも近世以降はハプスブルクにどっぷりとつかっていましたが、何故影響を受けなかったのでしょうか?

以前、「magyarok」という映画を見ていた時にこんなセリフがありました。

Hallottak mar Hitler nevet. Hitler Adolf.

外国人の呼称もひっくり返していたのでびっくりした記憶があります。
 

Re: 英語のフィルター

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 7月31日(木)14時20分57秒
返信・引用
  四国男の日常> ハンガリー語はユニークな言語ですね。

    我々日本人が通常真っ先に学ぶ印欧語族の言語(英語、ドイツ語、フラ
  ンス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、等)と比べると、ハンガリー
  語は非常に“ユニーク”ということになりますが、日本語や、朝鮮語、モン
  ゴル語、トルコ語、フィンランド語、エストニア語なんかとは、非常に酷似
  しているわけで、 ハンガリー人も、 日本人も、「ハンガリー語は(日本語
  は)世界でもユニークな言語だ」と言いたがりますが、実は、結構ありふれ
  た平凡な言語だとも言えるのかもしれません。(ちなみに、今だに“ウラル
  アルタイ語族”という表現を目にしますが、現在の言語学では、ハンガリー
  語やフィンランド語が属するウラル語族と、トルコ語やモンゴル語の属する
  アルタイ語族は区別しております。“ウラルアルタイ語族”という表現は使
  わなくなっているのですが、 今だに マスコミや啓蒙書では頻繁に目にしま
  す。同様に、非専門家の書いた書籍などでは、日本語や朝鮮語をアルタイ語
  だと断言しているものも多いのですが、これも言語学的には証明されていま
  せん。日本語・ハンガリー語同系説や日本語・朝鮮語同系説も“事実”のよ
  うに断言しているものも多く見られますが、これも言語学的には一切証明さ
  れていません。[“証明されていない”ということは、同系でないと証明さ
  れたということとは違います。学問的に証明可能なのは、“同系”である場
  合であって、“同系でない”という証明は理論上不可能なのです。そこで証
  明されるまでは、そういう表現法は取らないというのが科学的な態度と言え
  ます。])


四国男の日常> ついついくせで英語のフィルターを通して、解釈してしまい
四国男の日常> ます…。

    あと、よくある間違いが、日本語ではどこかに出掛けるときに「来るか
  い?」「行くわ」といった会話がありますが、 これは、英語では“Are you
  comming?”―“Yes I'm comming!”となります。 これがハンガリー語では
  “Jo:ssz?”―“Me:gye:k!”と日本語と同様に表現します。“Jo:vo:k!”で
  はないのですね!

    ところが、困ったことに、ハンガリー語は印欧語族の大海の中に浮ぶ言
  語孤島ですから、周辺諸国の言語の影響を受けてしまいます。特にブダペス
  トの人口は19世紀半ばはまだほとんどがドイツ人だったということもあり、
  そういうドイツ語的な表現がハンガリー語に浸透しています。(19世紀半ば
  まではほとんどの住民がドイツ語を母語としていたのに、19世紀末にはドイ
  ツ語を母語とする住民がほとんどいなくなってしまったというのは、実は謎
  なのです。)その結果、 現在のブダペストの住民の多くは、“Jo:ssz?”に
  対して“Jo:vo:k!”と答えるのが一般的で、 日本人も それが正しいと誤解
  してしまっている人が多そうです。 しかし、 正しいのは、 日本語と同じ
  “Me:gye:k!”の 方です。 すでに19世紀の大詩人、 アラニュ・ヤーノシュ
  (Arany Ja'nos) が この件では 「最近のハンガリー語は 乱れている」と、
  “Jo:vo:k!”の流行を嘆いています。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ありがとうございます。

 投稿者:四国男の日常  投稿日:2003年 7月30日(水)23時51分42秒
返信・引用
  しい坊 様

早速のご返答、誠にありがとうございます。ハンガリー語はユニークな言語ですね。ついついくせで英語のフィルターを通して、解釈してしまいます…。

ありがとうございました。

四国男の日常

 

Re: ハンガリー語に関する質問

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 7月30日(水)22時46分8秒
返信・引用
   >四国男の日常様

四国男の日常> 実は、先日留守中にハンガリー人の友人から電話がありまし
四国男の日常> た。父親が電話に出たため結局、誰からか分からず、心当た
四国男の日常> りのあるハンガリー人にメールを送りました。メールの内容
四国男の日常> は以下の通りです。
四国男の日常>
四国男の日常> Az apam azt mondtahogy valaki kulfoldi keresett
四国男の日常> engem. Te kerestel?
四国男の日常>
四国男の日常> これに対し、ハンガリー人の友人はこう答えました。
四国男の日常>
四国男の日常> Perszeen voltam.
四国男の日常>
四国男の日常> 英語だと、Did you make a phone call to me? という質問
四国男の日常> に対して、YesI was.という答えはせず必ずYesI did.とし
四国男の日常> なければなりませんが、ハンガリー語では一般動詞が疑問文
四国男の日常> に使われている場合でも、存在動詞を使うことがあるので
四国男の日常> しょうか?

   これは、“存在動詞”(ある・いる)ではなく、“繋辞”(だ・です)で
  す。日本語と同じ使い方です。「電話を掛けてよこしたのは、あなた?」
  「僕だよ」(私です)

   ハンガリー語の発想は基本的には日本語と同じです。英語の文法で考える
  とおかしなことがたくさんありますが、日本語で考えると自然です。例え
  ば、

    “Cigi?”         「煙草は?」(煙草、要る?)  
  “Ko:sz! E'ge:k”     「どうも。でも(私は)火がついます」                
  (=すでに吸ってる)

   これは英語だと、本人が燃えていることになり、とんでもないことになり
  ます。

   同様に、喫茶店で、給仕が客に

    “Ka've'?”         「コーヒー(を注文したのはお客様です                 
  か)?」と尋ねたときに、別の客が手を挙げて、

    “E'n vagyok a ka've'!”  「コーヒーは私です」

  と答えたりします。英語なら、その客がコーヒーだということになり、非論
  理的ですが、日本語でもこれは普通に言います。

http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~hukaya_s/index.html

 

ハンガリー語に関する質問

 投稿者:四国男の日常  投稿日:2003年 7月30日(水)22時28分51秒
返信・引用
  しい坊様

初めまして、しい坊様。実は質問があります。

実は、先日留守中にハンガリー人の友人から電話がありました。父親が電話に出たため結局、誰からか分からず、心当たりのあるハンガリー人にメールを送りました。メールの内容は以下の通りです。

Az apam azt mondtahogy valaki kulfoldi keresett engem. Te kerestel?

これに対し、ハンガリー人の友人はこう答えました。

Perszeen voltam.

英語だと、Did you make a phone call to me? という質問に対して、YesI was.という答えはせず必ずYesI did.としなければなりませんが、ハンガリー語では一般動詞が疑問文に使われている場合でも、存在動詞を使うことがあるのでしょうか?

質問は以上です。よろしくお願いいたします。
 

難しい敬語

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 7月23日(水)15時03分25秒
返信・引用
   ハンガリー語では、親密な間柄では人称代名詞は te:(複数形は ti)を使い、動詞は2人称で活用します。敬語を使う場合には、尊敬語では O:n(複数形は O:no:k)、丁寧語は Maga(複数形は Maguk)を使い(実は、敬語の代名詞は、これ以外にももっとたくさんあります)、動詞は3人称で活用します。このことはハンガリー語を学習してらっしゃる皆さんはよくご存知だと思います。

 しかし、ハンガリー語の敬語用法は日本語のものとは完全に一致しないために、意外な難しさがあります。日本語ですと、目上の方には無条件で敬語を使います(最近の学生は教師に対してもタメ口をきく場合が増えていますが...)。ハンガリー語でも 1950年代頃まではそうでした。妻は夫に対して、子は親に対して、男子学生は女子学生に対して敬語を使っておりました。その頃の敬語の使い方は日本語のものと非常によく似ていたと言えるでしょう。しかし、1960年代以降は、特に都市部において、新しい用法が定着し始め、現在では地方にも広まりつつあります。(まだ古風な敬語を使っている家庭も存在しています。)

 ハンガリー語の敬語の新しい流れは、上限関係に関りなく、近しい関係にある場合には2人称を使うようになってきております。従いまして、子どもも親に対して te: を使います(昔は Maga を使いました)。また、男子学生が見知らぬ女子学生に話しかける場合にも現在では te: を使うのが一般的です(1950 年代はまだ Maga を使わなければなりませんでした)。

 日本人に難しいのは、年配者に対してはどうしても敬語を使いたくなってしまうことです。特に老人が相手だと te: を使うのには勇気が必要です。友人・知人の家に伺ったときに、そこの祖父母の方に対しては最初は敬語で話します。これは日本語と同じです。(残念ながら、こういう場合に最初から te: を使ってしまう日本人は結構多いようです。)しかし、相手が、それに対して te: で返事をしてきたら(通常は、こういう場合、つまり、敬語で話しかけてきた者が、子どもや孫などの親しい友人・知人であった場合には、目上の者は目下の者に対して te: で返事をするのが礼儀です)、こちらは、どんなに居心地が悪くても、目上の者に対して、それ以降、やはり te: で返事をするのが礼儀だとされています。目上の者が te: で呼びかけてきても、日本人は、「それでも、日本人の私には、どうしても te: を使うなどという“失礼”な話し方はできない」と頑に敬語で押し通す場合が多いのですが、これは、「私はあなたとは親しくなりたくない!」という相手の誠意に対する明示的な拒絶行為となり、非常に失礼となります。日本語とハンガリー語は違うのだということを十分認識しておく必要があります。

 ただし、te: を相手に使う場合にも、目上の人に対しては、ぞんざいなタメ口は禁物です。尊敬語を使う必要はありませんが、やはり丁寧語を使う必要があります。例えば、いくら2人称で話しかけるようになったからと言って、目上の方に“Gyere ide!”(こっちへおいで!)のように言っては失礼にあたります。“Le'gy szi'ves ide jo:nni!”(こちらへ来てください)のように、2人称でも、丁寧語を使う必要があります。“2人称の丁寧語”というのは、ハンガリー語を使う日本人には最も難しいもののひとつですので、注意しましょう。

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ご注意

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 7月23日(水)14時45分5秒
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Re: お別れの表現

 投稿者:しい坊  投稿日:2003年 7月23日(水)14時23分17秒
返信・引用
   >まりさん

Mari> ハンガリー人に簡単なお別れを言いたいと思っております。 英語で
Mari> 言う「please take care」と「Good luck」のハンガリー語を教えて
Mari> 下さいますか? カタカナをふって頂けると非常に助かります。お忙
Mari> しい所すみませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

 ううむ...(^.^;)。この掲示板は、“文法”や、“用語法”に関する掲示板であって、ハンガリー語の翻訳の依頼は受け付けないと何度もここで明言しているのですが...(-_-;)。どうも、皆さん、ハンガリー語の文法や語法に関する疑問はお持ちでないようで、翻訳の依頼ばかりですねぇ...。なぜなんでしょう?

 ちなみに、ハンガリー語では、英語とは違い、日本語のように、敬語を使う相手なのかどうか、敬語を使うばあいには、尊敬語なのか、丁寧語なのか、謙譲語なのかを区別しなければなりません。また、挨拶をする相手が1人なのか、それとも複数なのかによっても表現が違ってきます。ですから、英語のように簡単に応用の効く表現はないのです...。(日本語もそうですね。最近、客が入ると「今日は!」、客が帰る時には「さようなら!」と挨拶する店が増えていますが、日本語ではこれは客に対する挨拶としては非常に失礼ですよね。恐らくは米国の店のマニュアルをそのまま日本語に直訳して使っているためだと思われます。)

 ハンガリー語も日本語同様に敬語が複雑なのですが、さらに問題を難しくしているのは、日本語と敬語を使う場合が一致していないことです。ハンガリー語を使っている日本人を観察していますと、本来敬語を使うべきではない場合にも敬語で通したり、本来敬語を使わなければいけないときに親密な表現をしてしまっている場合があります。ケースバイケースなので、簡単には判断できません。

 とりあえず、以下のようにお答えできると思います。

「お気をつけて!」    親密な相手に           敬語表現
相手が1人の場合: Vigya'zz magadra!        Vigya'zzon maga'ra!
          ヴィジャーッズ・マガドラ     ヴィジャーッザトク・マガーラ

相手が複数の場合: Vigya'zzatok magatokra!     Vigya'zzanak magukra!
          ヴィジャーッザトク・マガトクラ ヴィジャーッザナク・マグクラ

「よい旅を!」   Jo' uta(za's)t!
          ヨー・ウタ(ザーシュ)ト

「お幸せに!」   Sok sze:rencse't
          ショク・セレンチェート

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