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ハンガリー語におけるラテン語やギリシャ語について

 投稿者:三橋秀也  投稿日:2005年 6月15日(水)19時53分59秒
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  お久しぶりです。三橋秀也です。

以前は、マンシ語についてのご回答、有難うございました。

ウラル語形のハンガリー語にも、ラテン語やギリシャ語から派生した借用語は、当然、あると思います。

英語、ドイツ語やフランス語で扱われるラテン語やギリシャ語から派生した単語って、かなり類似するものが多いです。特に、医学や科学で使われる単語は、ほとんどラテン語かギリシャ語ですね。

英語とドイツ語で共通する語を下記にまとめてみました。ドイツ語を勉強していない人でも、下記のスペルを見れば、英語で扱われる単語と似ていると思います。

下記は、「英語の単語 = ドイツ語の単語」で個々の語を書きました。下記の語は、殆どフランス語、ラテン語やギリシャ語から派生したものです。

diabetes = der Diabetes、jargon = der Jargon、terminology = die Terminologie、rendezvous = Das Rendezous、manual = manuell、automatic = automatisch、asthma = das Asthma、mathematics = die Mathematik、physics = die Physik

上の例のように、ウラル語系のハンガリー語にも、フランス語、ラテン語やギリシャ語から派生した単語は、おおくあると思いますが、どうでしょうか?

しかし、ハンガリーという国家は、多くのスラブ系の国々に囲まれているので、スラブ語から借用している語は、非常に多いと思います。ハンガリー語の起源がウラル山脈にあるといえども、周辺国からの言葉は、かなり借用したでしょう。

ところで、今度は別件ですが、ハンガリー育ちのユダヤ系数学者ピーターフランクルさんをご存知であると思いますが、私は彼が書いたある本を読んだことがあります。

本には、以下のように書かれていました。「ハンガリーと日本の非常に似ている点は、両国は、産業革命がイギリスで起こったあと、近代化を目指すために、イギリス、ドイツやフランスで書かれた科学書を自分達の国の言葉で翻訳しなければいけませんでした。ハンガリーと日本は、多くの翻訳されていなかった専門用語などを、自国の言葉を巧みに組み合わせて、新語として創ったそうです。」

例えば、現代日本語を話す私達は、「概念」という言葉を使います。明治時代には、このような単語はなく、ヨーロッパの書物を日本語化するときに、「Concept」を概念という言葉に、知恵を絞って考えたそうです。

ハンガリーの翻訳者達も、日本の明治時代だった時代に、このように元々、母国語に無かった言葉を新しい単語として、作り出す努力をしたそうです。

でも、ハンガリー語は、外国語からの借用語はあると思いますが、基本的には、「外来語をそのままハンガリー語として使うのを、好まない」と聞いたことがあります。

例えば、ハンガリーの言葉では、コンピュータは、「計算する機械」と言うそうだし、CDは、「音の円盤」と言うと聞いたことがあります。
 
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